スーツの描き方講座 〜ワイシャツ・ジャケット・スラックス〜
かっこいいスーツのキャラが描きたい!
でもスーツの襟(えり)やネクタイってどうなっているの?なんて時ありますよね。
そんなときはスーツの描き方講座を見てスーツの構造やかっこよく見える着こなし方を学びましょう!
この講座ではシャツやスラックスなどスーツを着たキャラクターを描く際に必要なものについても一緒に解説しています。
スーツの描き方をマスター!
正面・側面から見たシャツとネクタイの描き方
まずはシワができやすい箇所から確認していきましょう。
シャツはシワができやすく、特に肩、鎖骨、胸筋、肘、お腹周りにシワがよりやすいことを意識して描いていきましょう。
襟は喉仏の下の位置にV字になるように描きます。
次に袖(そで)を描いていきます。まず肩の頂点から脇の下への縫い目を描きましょう。シワは肩の頂点から内側に巻き込まれるようにできます
通常、袖口は手首が隠れるくらいの長さになります。
鎖骨の上あたりに縫い目を描き、体の真ん中にボタンがつく部分のラインを描きます。
ネクタイを描く時は平たい印象になってしまうことに注意しましょう。結び目は丸みをもたせて立体感を出します。結び目から出る部分にはふくらみをもたせ、やや末広がりに描きます。
剣先はベルトが半分隠れるくらいの位置になります。
次に横から見た際のシャツの描き方を解説していきます。
襟の上下は曲線、首の後ろは垂直な直線になります。
袖のシワは肩の頂点から矢印の方向にできます。
袖口は横から見るとボタンが見えます。ボタンホールも忘れずに描きましょう。
背中やお腹の部分は裾(すそ)の方にシワを描きます。
首から肩への縫い目は肩の流れに沿うように描きましょう。
ネクタイは布の厚みとふくらみを意識して描きます。
後ろから見たシャツの描き方
続いて、後ろから見たシャツの描き方を紹介していきます。腕をまっすぐ降ろすと脇の部分にシワができます。
腕を曲げると肘を頂点としてシワができます。袖口は先に向かって細くなっていくので、台形になるように描きましょう。
背中部分は肩甲骨の張りや腰部分のたるみにシワができます。縫い目とひだも描きこんで完成です。
正面から見たジャケットの描き方
ジャケットの第一ボタンの位置をみぞおちの少し下に決め、それに合わせて襟の内側を描きます。
上襟と下襟の境目はワイシャツの襟とジャケットの襟が重なる部分の真ん中くらいになります。
肩は肩パットがあるため袖との境目部分に少し丸みをつけます。
袖はまっすぐ立った場合、シワはほとんどできません。袖口からはワイシャツが1〜2cm見えます。
ボタンをとめていると裾が少し外側に広がるのでXを意識して描きましょう。
裾の長さは袖より少し長いくらいです。
第一ボタンを描き、ボタンホールも描きましょう。
第二ボタンは第一ボタンから裾までを結んだ線の真ん中より少し上になります。
下襟にラベルホール、胸元には胸ポケットを描きます。
第二ボタンと同じくらいの高さに腰ポケットを描き、
胸ポケットの真ん中から腰ポケットの内側4分の1の位置にフロントダーツと呼ばれる縫い目を描きます。
次に、ボタンを留めていないジャケットを描いていきます。
向かって左にボタン、右にボタンホールを描きましょう。
腰ポケットは前が開く分、後ろになります。
フロントダーツ等を描き込んで完成です。
横から見たジャケットの描き方
ジャケットの襟を描く時は、ワイシャツの襟と平行にならないことと、奥行きがあるので正面から見た時より幅が狭くなることに気をつけましょう。
体の正面の線は直線ではなく曲線で描きましょう。
肩の縫い目は肩の頂点を通るよう丸みをつけて描きます。
袖口は横から見るとボタンが見えます。
首から肩への縫い目は矢印のような曲線になるように描きます。
裾はお尻が半分隠れるくらいの長さです。
後ろから見たジャケットの描き方
後ろから見るとジャケット襟の上には少しだけワイシャツが見えます。
袖の部分は腕を伸ばしていても前後に動かすと脇にシワができます。後ろから見るとボタンと縫い目が見えます。
ジャケットはシワができにくいですが、腕や体を曲げるとシワができます。
背中側の縫い目の線は、腰の部分で少し曲げてシワを表現します。
以上で完成です!
正面から見たスラックスの描き方
スラックスの履き口は少し高めの位置に、やや曲線で描きます。
ベルトのバックルを体の真ん中に描き、ベルトホールをそのすぐ横、脚の中心、側面に描きます。
ファスナー部分を描きます。中心にまず線を引き、向かって右側に縫い目を描きます。縫い目の終わりは少し下に間隔をあけ、直角ではなく斜めに描きます。
ポケット口を脚の側面の縫い目のすぐ横に描きます。
膝から下は重みによるよれを意識して描きましょう。裾はワンクッションたるみをもたせ、靴の甲を少し包むように描きます。
脚の中心のラインに折り目を、側面には縫い目を描きます。
後ろから見たスラックスの描き方
履き口を描きます。後ろ側は中心に切れ込みがあります。
足を曲げるとポケットが膨らむので少し浮かせて描きます。
後ろ側はふくらはぎ部分にしわができやすいので重なりを意識して描きましょう。
足を曲げていなくても膝の少し上からたるみができます。
ポケットをお尻の少し上に描きます。左のポケットにはボタンがついていることが多いです。
脚の中心に折り目を描きます。線はシワに合わせて曲げましょう。
補助線を消して完成です。
いかがでしたか?以上で「スーツの描き方講座」は終了です。
動画講座では実際に描きながらジャケットやスラックスの描き方を解説しているのでぜひ見てみてくださいね!
イラレポ
投稿完了
かっこいいスーツのキャラが描きたい!
でもスーツの襟(えり)やネクタイってどうなっているの?なんて時ありますよね。
そんなときはスーツの描き方講座を見てスーツの構造やかっこよく見える着こなし方を学びましょう!
この講座ではシャツやスラックスなどスーツを着たキャラクターを描く際に必要なものについても一緒に解説しています。
スーツの描き方をマスター!
正面・側面から見たシャツとネクタイの描き方
まずはシワができやすい箇所から確認していきましょう。
シャツはシワができやすく、特に肩、鎖骨、胸筋、肘、お腹周りにシワがよりやすいことを意識して描いていきましょう。
襟は喉仏の下の位置にV字になるように描きます。
次に袖(そで)を描いていきます。まず肩の頂点から脇の下への縫い目を描きましょう。シワは肩の頂点から内側に巻き込まれるようにできます
通常、袖口は手首が隠れるくらいの長さになります。
鎖骨の上あたりに縫い目を描き、体の真ん中にボタンがつく部分のラインを描きます。
ネクタイを描く時は平たい印象になってしまうことに注意しましょう。結び目は丸みをもたせて立体感を出します。結び目から出る部分にはふくらみをもたせ、やや末広がりに描きます。
剣先はベルトが半分隠れるくらいの位置になります。
次に横から見た際のシャツの描き方を解説していきます。
襟の上下は曲線、首の後ろは垂直な直線になります。
袖のシワは肩の頂点から矢印の方向にできます。
袖口は横から見るとボタンが見えます。ボタンホールも忘れずに描きましょう。
背中やお腹の部分は裾(すそ)の方にシワを描きます。
首から肩への縫い目は肩の流れに沿うように描きましょう。
ネクタイは布の厚みとふくらみを意識して描きます。
後ろから見たシャツの描き方
続いて、後ろから見たシャツの描き方を紹介していきます。腕をまっすぐ降ろすと脇の部分にシワができます。
腕を曲げると肘を頂点としてシワができます。袖口は先に向かって細くなっていくので、台形になるように描きましょう。
背中部分は肩甲骨の張りや腰部分のたるみにシワができます。縫い目とひだも描きこんで完成です。
正面から見たジャケットの描き方
ジャケットの第一ボタンの位置をみぞおちの少し下に決め、それに合わせて襟の内側を描きます。
上襟と下襟の境目はワイシャツの襟とジャケットの襟が重なる部分の真ん中くらいになります。
肩は肩パットがあるため袖との境目部分に少し丸みをつけます。
袖はまっすぐ立った場合、シワはほとんどできません。袖口からはワイシャツが1〜2cm見えます。
ボタンをとめていると裾が少し外側に広がるのでXを意識して描きましょう。
裾の長さは袖より少し長いくらいです。
第一ボタンを描き、ボタンホールも描きましょう。
第二ボタンは第一ボタンから裾までを結んだ線の真ん中より少し上になります。
下襟にラベルホール、胸元には胸ポケットを描きます。
第二ボタンと同じくらいの高さに腰ポケットを描き、
胸ポケットの真ん中から腰ポケットの内側4分の1の位置にフロントダーツと呼ばれる縫い目を描きます。
次に、ボタンを留めていないジャケットを描いていきます。
向かって左にボタン、右にボタンホールを描きましょう。
腰ポケットは前が開く分、後ろになります。
フロントダーツ等を描き込んで完成です。
横から見たジャケットの描き方
ジャケットの襟を描く時は、ワイシャツの襟と平行にならないことと、奥行きがあるので正面から見た時より幅が狭くなることに気をつけましょう。
体の正面の線は直線ではなく曲線で描きましょう。
肩の縫い目は肩の頂点を通るよう丸みをつけて描きます。
袖口は横から見るとボタンが見えます。
首から肩への縫い目は矢印のような曲線になるように描きます。
裾はお尻が半分隠れるくらいの長さです。
後ろから見たジャケットの描き方
後ろから見るとジャケット襟の上には少しだけワイシャツが見えます。
袖の部分は腕を伸ばしていても前後に動かすと脇にシワができます。後ろから見るとボタンと縫い目が見えます。
ジャケットはシワができにくいですが、腕や体を曲げるとシワができます。
背中側の縫い目の線は、腰の部分で少し曲げてシワを表現します。
以上で完成です!
正面から見たスラックスの描き方
スラックスの履き口は少し高めの位置に、やや曲線で描きます。
ベルトのバックルを体の真ん中に描き、ベルトホールをそのすぐ横、脚の中心、側面に描きます。
ファスナー部分を描きます。中心にまず線を引き、向かって右側に縫い目を描きます。縫い目の終わりは少し下に間隔をあけ、直角ではなく斜めに描きます。
ポケット口を脚の側面の縫い目のすぐ横に描きます。
膝から下は重みによるよれを意識して描きましょう。裾はワンクッションたるみをもたせ、靴の甲を少し包むように描きます。
脚の中心のラインに折り目を、側面には縫い目を描きます。
後ろから見たスラックスの描き方
履き口を描きます。後ろ側は中心に切れ込みがあります。
足を曲げるとポケットが膨らむので少し浮かせて描きます。
後ろ側はふくらはぎ部分にしわができやすいので重なりを意識して描きましょう。
足を曲げていなくても膝の少し上からたるみができます。
ポケットをお尻の少し上に描きます。左のポケットにはボタンがついていることが多いです。
脚の中心に折り目を描きます。線はシワに合わせて曲げましょう。
補助線を消して完成です。
いかがでしたか?以上で「スーツの描き方講座」は終了です。
動画講座では実際に描きながらジャケットやスラックスの描き方を解説しているのでぜひ見てみてくださいね!