身近なモチーフの擬人化講座!モノに命を吹き込もう
モノをモチーフに擬人化してキャラクターを作りたい!
でも擬人化ってどうしたらいいのだろう?
この講座では、身近なモチーフを擬人化する際の考え方からメイキングまで解説していきます。「擬人化」をマスターして、イラストの描き方のバリエーションを増やしましょう!
今回の講座では、下のイラストのようにショートケーキをモチーフにしたキャラクターを具体例にしながら、大きく3つのステップに分けて解説を進めていきます。
身近なモチーフからキャラクターをデザインしていく際の参考になるかと思います。
擬人化したキャラクターの描き方
描くモチーフの色を考える
最初にモチーフの色から考えていきます。色はモチーフのわかりやすさや、「らしさ」を演出する上で重要な要素になります。
基本的な色を1から2色に絞り、基調(きちょう)とすることでモチーフの印象が散漫にならないようにしましょう。
差し色の場合も、少ない色数にとどめておくことがオススメです。
描きたいモチーフを占めている色をよく観察しどれぐらいの比重で色が含まれているかを確認しておきましょう。
特徴となるシンボルを考える
続いて、特徴となるシンボルを考えていきます。
大きく、少し大げさにシンボルを配置すると書く側も見る側も楽しめるでしょう。
具体的なものは、つのや耳、しっぽといったものや、髪のフォルム、服のシルエット、特有のアイテム、より直接的に文字といったものもあります。
シンボルの場合も色と同じように、あまり要素を詰め込んで多様にしすぎると何がメインかわからなくなってしまいます。
メインをきっちり抑えてデザインすることが重要です。
擬人化するモチーフを連想してみよう
モチーフの色・シンボルが大体決まってきたところで、この2点を踏まえイメージを更に広げてみましょう。
このステップでは更に3つの例を挙げて考えます。
■ 性格や性別を考える
■ 何が魅力的か、印象的かを考える
■ モチーフから自由に連想する
必ずしも全てを細かく考える必要はありません。
ただ、男か女かで印象は全く異なりますし、性格を表情に反映させることでモチーフの「らしさ」を出す助けになってきます。
擬人化したキャラクターをどのような印象にしたいかを考えてみましょう。
例えば、さわやか・神秘的・メカニック・ふわふわなどです。
これにより、外見のシルエットや足すパーツなどを連想できると思います。
■ モチーフから自由に連想する
モチーフから連想できるワードをたくさん出すことで、キャラクターをデザインするヒントが見つかるはずです。
例えば、「木」からは「木の妖精」。どういった木かを考えると「りんご」。かけ合わせると「りんごの木の妖精」というイメージです。
「猫」の場合は「ねこみみ」「しっぽ」「もふもふ」「やんちゃ」「猫鍋」こういった感じです。
アイディアを考える上でも楽しめるのではと思います。
擬人化の描き方のコツまとめ
では、これまでお話したことをまとめます。
1つ目は「モチーフの色を考える」、2つ目は「特徴となるシンボルを考える」、3つ目は「連想する」の3点です。
それでは、実際の事例ということで、ショートケーキをモチーフにしたキャラクターで説明をしていきます。まずモチーフの色ですが、メインがクリームの白・サブとして生地のうす黄、いちごの赤。差し色にミントの緑です。
特徴となるシンボルはやはりいちご!ということでいちごを選びました。
ベタですが頭に一番大きいイチゴを乗せ、ショートケーキがすぐ連想できるようにと考えました。
性別は女性で、性格は白のクリームのイメージから、純粋でおとなしい性格をイメージしました。真っ白でふわふわなクリームスカートとイチゴ、プレート鞄に特徴を持たせました。
スカートの中、スカーフの留め具、靴のモチーフなど、それぞれにイチゴをちりばめたデザインにしています。
連想部分は、スポンジに入ったイチゴ、ミント、プレート、真っ白と、ケーキの部分からパティシエ風の衣装、という連想してみました。
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「塗り」のメイキング
最後のステップでは、「塗り」の部分のメイキングを見つつ、擬人化をする上で意識した点について補足していきます。
それでは顔から塗り進めていきます。
全体としては、白をベースに配色しており、サブ色として赤や緑などもバランスよく配置します。
色がだいたい決まればあとは塗っていくだけになります。これまでの解説でも触れましたが、やはり重視するところは、色選びでモチーフのイメージを崩さない事です。
上半身についてですが、パティシエの制服を参考にして少し自分なりにアレンジしたデザインにしています。
よくある逆お椀型のスカートではなく、タイトに近いものを考えました。
円柱の形がケーキの側面に似ていたので、大胆にケーキ自体を衣装に取り込もうと思い、スポンジを描いた上にクリームとイチゴを強調して描きました。
さらにプレートが乗る形で、鞄を設定しました。
また、靴にもクリームを使い、統一感を出しました。
これで擬人化イラストの完成です。
以上で、「モノに命を吹き込む!身近なモチーフの擬人化講座」は終了です。動画講座ではさらに詳しく解説を行っていますので、記事よりも理解しやすくなっています。こちらも一緒に、チェックしてみてくださいね!
イラレポ
投稿完了
モノをモチーフに擬人化してキャラクターを作りたい!
でも擬人化ってどうしたらいいのだろう?
この講座では、身近なモチーフを擬人化する際の考え方からメイキングまで解説していきます。「擬人化」をマスターして、イラストの描き方のバリエーションを増やしましょう!
今回の講座では、下のイラストのようにショートケーキをモチーフにしたキャラクターを具体例にしながら、大きく3つのステップに分けて解説を進めていきます。
身近なモチーフからキャラクターをデザインしていく際の参考になるかと思います。
擬人化したキャラクターの描き方
描くモチーフの色を考える
最初にモチーフの色から考えていきます。色はモチーフのわかりやすさや、「らしさ」を演出する上で重要な要素になります。
基本的な色を1から2色に絞り、基調(きちょう)とすることでモチーフの印象が散漫にならないようにしましょう。
差し色の場合も、少ない色数にとどめておくことがオススメです。
描きたいモチーフを占めている色をよく観察しどれぐらいの比重で色が含まれているかを確認しておきましょう。
特徴となるシンボルを考える
続いて、特徴となるシンボルを考えていきます。
大きく、少し大げさにシンボルを配置すると書く側も見る側も楽しめるでしょう。
具体的なものは、つのや耳、しっぽといったものや、髪のフォルム、服のシルエット、特有のアイテム、より直接的に文字といったものもあります。
シンボルの場合も色と同じように、あまり要素を詰め込んで多様にしすぎると何がメインかわからなくなってしまいます。
メインをきっちり抑えてデザインすることが重要です。
擬人化するモチーフを連想してみよう
モチーフの色・シンボルが大体決まってきたところで、この2点を踏まえイメージを更に広げてみましょう。
このステップでは更に3つの例を挙げて考えます。
■ 性格や性別を考える
■ 何が魅力的か、印象的かを考える
■ モチーフから自由に連想する
必ずしも全てを細かく考える必要はありません。
ただ、男か女かで印象は全く異なりますし、性格を表情に反映させることでモチーフの「らしさ」を出す助けになってきます。
擬人化したキャラクターをどのような印象にしたいかを考えてみましょう。
例えば、さわやか・神秘的・メカニック・ふわふわなどです。
これにより、外見のシルエットや足すパーツなどを連想できると思います。
■ モチーフから自由に連想する
モチーフから連想できるワードをたくさん出すことで、キャラクターをデザインするヒントが見つかるはずです。
例えば、「木」からは「木の妖精」。どういった木かを考えると「りんご」。かけ合わせると「りんごの木の妖精」というイメージです。
「猫」の場合は「ねこみみ」「しっぽ」「もふもふ」「やんちゃ」「猫鍋」こういった感じです。
アイディアを考える上でも楽しめるのではと思います。
擬人化の描き方のコツまとめ
では、これまでお話したことをまとめます。
1つ目は「モチーフの色を考える」、2つ目は「特徴となるシンボルを考える」、3つ目は「連想する」の3点です。
それでは、実際の事例ということで、ショートケーキをモチーフにしたキャラクターで説明をしていきます。まずモチーフの色ですが、メインがクリームの白・サブとして生地のうす黄、いちごの赤。差し色にミントの緑です。
特徴となるシンボルはやはりいちご!ということでいちごを選びました。
ベタですが頭に一番大きいイチゴを乗せ、ショートケーキがすぐ連想できるようにと考えました。
性別は女性で、性格は白のクリームのイメージから、純粋でおとなしい性格をイメージしました。真っ白でふわふわなクリームスカートとイチゴ、プレート鞄に特徴を持たせました。
スカートの中、スカーフの留め具、靴のモチーフなど、それぞれにイチゴをちりばめたデザインにしています。
連想部分は、スポンジに入ったイチゴ、ミント、プレート、真っ白と、ケーキの部分からパティシエ風の衣装、という連想してみました。
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「塗り」のメイキング
最後のステップでは、「塗り」の部分のメイキングを見つつ、擬人化をする上で意識した点について補足していきます。
それでは顔から塗り進めていきます。
全体としては、白をベースに配色しており、サブ色として赤や緑などもバランスよく配置します。
色がだいたい決まればあとは塗っていくだけになります。これまでの解説でも触れましたが、やはり重視するところは、色選びでモチーフのイメージを崩さない事です。
上半身についてですが、パティシエの制服を参考にして少し自分なりにアレンジしたデザインにしています。
よくある逆お椀型のスカートではなく、タイトに近いものを考えました。
円柱の形がケーキの側面に似ていたので、大胆にケーキ自体を衣装に取り込もうと思い、スポンジを描いた上にクリームとイチゴを強調して描きました。
さらにプレートが乗る形で、鞄を設定しました。
また、靴にもクリームを使い、統一感を出しました。
これで擬人化イラストの完成です。
以上で、「モノに命を吹き込む!身近なモチーフの擬人化講座」は終了です。動画講座ではさらに詳しく解説を行っていますので、記事よりも理解しやすくなっています。こちらも一緒に、チェックしてみてくださいね!