海や川などの水の描き方講座:イラストやアニメの背景の描き方 [Ari先生Vol.18]
キャラクターや人体は描けるけど、背景や自然物を描くのはちょっと苦手...
そんな方にピッタリなのがAri先生の背景イラスト講座!今回は水の描き方について解説していきます。
また、海の描き方と川の描き方についても解説します。
水を描く:下塗りから実践まで
水の下塗り
まずは水を描くにあたり台形を描き、奥側を濃く、手前側を薄くグラデーションをかけます。
海をイメージした時には、手前側に砂浜が見え、奥側は水面しか見えない状態となります。
この水面にまずは波を描いていきます。
下のイラストのように、波(白波)は手前側が大きく、奥にいくにつれて小さく見えるように描きます。
奥側を描く時は小さく、また密集させるように描くとよいでしょう。
手前側を描く時は間隔を空けながら、大きく描くようにするとよいでしょう。線の太さを変えることで、よりリアルな印象を表現することができます。
水を描く:水面にハイライトを入れる
次にこれまで描いた海や川のイラストにハイライトを入れていきます。
ハイライトを入れる際には『オーバーレイ』のレイヤーを作成し、手前側から奥に向かって水面の光っている様子を表現していきます。
水を描く:水面に波の影を描く
次に、波の影を描いていきます。
白波の下部分に、水面の色より少し濃い色を置いていくと、リアルな影を描くことができます。
影を描いた後に、浅瀬部分(手前側)にも白波を描いていきます。
水を描く:水面にモチーフを描く
海の水面上に何かモチーフを描いてみましょう。
まず円形の形を水面の上に水草のようなものを描き、塗りつぶします。この時、下のイラストの右上のように、水面に浮いたモノの周辺は少しだけ凹(へこ)んでいるので、その凹んだ周囲が光っていたり、あるいは影が生じます。
描いたモチーフの周囲の光っている部分にハイライトを入れ、同時に影も描きます。
この時に手前側にも波紋(はもん)を描いていきます。
モチーフを描いた海が浅い場合には、底の部分に影が現れます。
この影を描くと同時に、手前側の水面にも反射している様子をハイライトを用いて表現します。
水面にハイライトをいれることによって、水の透明感が感じられるでしょう。
最後に、以前描いたイラストを用いて水の描き方に関して解説をしていきます。
今回は下のイラストを用いて解説していきます。
海を描いた時と同様で、奥にある水面は光の反射が映り、反対に手前は反射はほとんどせずに底が見えます。
これらを表現して描いたものが下のイラスト(右手)です。
実際のイラストでは、同様に水面の反射に注意して描くと、周囲にある色(下のイラストでは地面の色)が反射した水面に映り込みます。
周囲の情景に合わせて、水面の色も下のイラストでは暗めに描いています。
まとめ
海や川の描き方講座はいかがでしたか?
また、パルミーではこの講座では解説していない水滴や水道から出る基本的な水の形を解説した講座も公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
イラレポ
投稿完了
キャラクターや人体は描けるけど、背景や自然物を描くのはちょっと苦手...
そんな方にピッタリなのがAri先生の背景イラスト講座!今回は水の描き方について解説していきます。
また、海の描き方と川の描き方についても解説します。
水を描く:下塗りから実践まで
水の下塗り
まずは水を描くにあたり台形を描き、奥側を濃く、手前側を薄くグラデーションをかけます。
海をイメージした時には、手前側に砂浜が見え、奥側は水面しか見えない状態となります。
この水面にまずは波を描いていきます。
下のイラストのように、波(白波)は手前側が大きく、奥にいくにつれて小さく見えるように描きます。
奥側を描く時は小さく、また密集させるように描くとよいでしょう。
手前側を描く時は間隔を空けながら、大きく描くようにするとよいでしょう。線の太さを変えることで、よりリアルな印象を表現することができます。
水を描く:水面にハイライトを入れる
次にこれまで描いた海や川のイラストにハイライトを入れていきます。
ハイライトを入れる際には『オーバーレイ』のレイヤーを作成し、手前側から奥に向かって水面の光っている様子を表現していきます。
水を描く:水面に波の影を描く
次に、波の影を描いていきます。
白波の下部分に、水面の色より少し濃い色を置いていくと、リアルな影を描くことができます。
影を描いた後に、浅瀬部分(手前側)にも白波を描いていきます。
水を描く:水面にモチーフを描く
海の水面上に何かモチーフを描いてみましょう。
まず円形の形を水面の上に水草のようなものを描き、塗りつぶします。この時、下のイラストの右上のように、水面に浮いたモノの周辺は少しだけ凹(へこ)んでいるので、その凹んだ周囲が光っていたり、あるいは影が生じます。
描いたモチーフの周囲の光っている部分にハイライトを入れ、同時に影も描きます。
この時に手前側にも波紋(はもん)を描いていきます。
モチーフを描いた海が浅い場合には、底の部分に影が現れます。
この影を描くと同時に、手前側の水面にも反射している様子をハイライトを用いて表現します。
水面にハイライトをいれることによって、水の透明感が感じられるでしょう。
最後に、以前描いたイラストを用いて水の描き方に関して解説をしていきます。
今回は下のイラストを用いて解説していきます。
海を描いた時と同様で、奥にある水面は光の反射が映り、反対に手前は反射はほとんどせずに底が見えます。
これらを表現して描いたものが下のイラスト(右手)です。
実際のイラストでは、同様に水面の反射に注意して描くと、周囲にある色(下のイラストでは地面の色)が反射した水面に映り込みます。
周囲の情景に合わせて、水面の色も下のイラストでは暗めに描いています。
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詳細はコチラ!まとめ
海や川の描き方講座はいかがでしたか?
また、パルミーではこの講座では解説していない水滴や水道から出る基本的な水の形を解説した講座も公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
この講座の制作環境
OS:Mac OS X 10.6
ソフト:Photoshop CS4
ペンタブ:Wacom Intuos4