
着物のシワの描き方講座!シワの構造も解説
和風のイラストに欠かせない着物。
実はシワのでき方が普通の洋服と違うってご存知でしたか?和服のシワを解説するこの講座で着物の構造とシワのでき方、着物ならではのシワの線画や色塗りのコツを学びましょう!
基本的な着物のシワの考え方
着物は柄が複雑ですので、まずは形だけに集中してシワのでき方について考えていきましょう。
シワのでき方を考えるにはどのような力を受け、どのように崩されたかがポイントになります。和服を人にかぶせてみると、以下のイラストのような形になります。
幅が大きく丈も長いのがわかります。

次に帯を巻いていきます。布が横につぶされるためイラストのようなシワができます。

丈(たけ)を調節するために腰のところで布を持ち上げ、紐でしばっています。

よく見る和服の形になりました。

次は袖について考えてみましょう。洋服と和服を比べてみると袖の角度が大きく違います。

洋服のシワのでき方
洋服の袖のシワのでき方について考えてみましょう。
腕を上げたときの袖を赤い線で描きました。緑色で描いた袖の下の部分は長さがほとんど変化しません。上の部分は元の長さの黒い線と比べると短くなっているのがわかります。

その結果、袖の上の部分が蛇腹のようにつぶれて脇の下からしわができます。

腕を下げると今度は袖の上の部分の長さは変化しませんが、下の部分は短くなります。

その結果下の袖がつぶれて肩からしわができます。

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和服の場合の袖のしわのでき方を見てみましょう。
和服は腕を横に広げても元の形からあまり変化しないため、シワはできません。

腕を下げると袖の下側が大きく潰れるためしわができます。
生地が長くて厚いため細かいしわはあまりできず、大きなシワが少数できます。

少し腕を曲げた場合を見てみましょう。肘をまげると袖の先が持ち上がって肘の部分に布が寄り、脇の下からしわができます。

袖の長い部分にできるしわはタオルなどのシワを参考にしましょう。赤い点の片方を持ち上げるとしわを簡易的に再現することができます。

実際のイラストでの和服のシワ
イラストはイメージボードという塗りの下描きの状態です。ミスの発見や追加の描き込みを試すのに役立ちます。

シワを見ていきましょう。帯で締めたことによるしわと、肩から袖の内側へのシワができているのがわかります。

肘を大きく曲げているので肘の部分にも皺(しわ)ができています。

着物へのペン入れの方法
和服の生地は厚いので、細かい線はあまり書かず、大きなシワをはっきり描きましょう。長い線は1本の線を1つのレイヤーに描き、自由変形や移動を使って整えると楽に描けます。

線が整ったら線画レイヤーに結合、または転写します。


自由変形を使うと線の色が微妙に変わってしまうことがあります。そのときは不透明度を保護してから線をバケツツールで塗りつぶします。

描いた線を線画レイヤーに結合するときは、線画レイヤーの下に非表示のレイヤーを作っておきましょう。
非表示のレイヤーには結合できないため、間違えて他のレイヤーに結合してしまうのを防ぐことができます。

シワの影の塗り方
和服は派手な模様があるため細かい影を描いてもわかりにくくなることがあります。普段よりも濃い色で大胆に塗りましょう。

他の部分にはみださないよう、線画レイヤー(フォルダ)を領域検出元に指定し、塗りたい部分を選択範囲にして塗ります。

線が閉じられていない部分は選択ペンで閉じます。

和服は模様の主張が強いので影塗りより模様を描くことに力を入れましょう。
テクスチャよりも自分で描く方が都合の良いデザインになりますのでおすすめです。

陰影の塗りができました。

模様のレイヤーと重ねて出来上がりです。

以上で着物のシワの描き方の解説は以上です。
シワの中でも和服は生地の厚さでしわのでき方も独特ですので、更に深く理解したい方は動画講座もチェックしてみてくださいね!
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和風のイラストに欠かせない着物。
実はシワのでき方が普通の洋服と違うってご存知でしたか?和服のシワを解説するこの講座で着物の構造とシワのでき方、着物ならではのシワの線画や色塗りのコツを学びましょう!
基本的な着物のシワの考え方
着物は柄が複雑ですので、まずは形だけに集中してシワのでき方について考えていきましょう。
シワのでき方を考えるにはどのような力を受け、どのように崩されたかがポイントになります。和服を人にかぶせてみると、以下のイラストのような形になります。
幅が大きく丈も長いのがわかります。

次に帯を巻いていきます。布が横につぶされるためイラストのようなシワができます。

丈(たけ)を調節するために腰のところで布を持ち上げ、紐でしばっています。

よく見る和服の形になりました。

次は袖について考えてみましょう。洋服と和服を比べてみると袖の角度が大きく違います。

洋服のシワのでき方
洋服の袖のシワのでき方について考えてみましょう。
腕を上げたときの袖を赤い線で描きました。緑色で描いた袖の下の部分は長さがほとんど変化しません。上の部分は元の長さの黒い線と比べると短くなっているのがわかります。

その結果、袖の上の部分が蛇腹のようにつぶれて脇の下からしわができます。

腕を下げると今度は袖の上の部分の長さは変化しませんが、下の部分は短くなります。

その結果下の袖がつぶれて肩からしわができます。

和服のシワのでき方
和服の場合の袖のしわのでき方を見てみましょう。
和服は腕を横に広げても元の形からあまり変化しないため、シワはできません。

腕を下げると袖の下側が大きく潰れるためしわができます。
生地が長くて厚いため細かいしわはあまりできず、大きなシワが少数できます。

少し腕を曲げた場合を見てみましょう。肘をまげると袖の先が持ち上がって肘の部分に布が寄り、脇の下からしわができます。

袖の長い部分にできるしわはタオルなどのシワを参考にしましょう。赤い点の片方を持ち上げるとしわを簡易的に再現することができます。

実際のイラストでの和服のシワ
イラストはイメージボードという塗りの下描きの状態です。ミスの発見や追加の描き込みを試すのに役立ちます。

シワを見ていきましょう。帯で締めたことによるしわと、肩から袖の内側へのシワができているのがわかります。

肘を大きく曲げているので肘の部分にも皺(しわ)ができています。

着物へのペン入れの方法
和服の生地は厚いので、細かい線はあまり書かず、大きなシワをはっきり描きましょう。長い線は1本の線を1つのレイヤーに描き、自由変形や移動を使って整えると楽に描けます。

線が整ったら線画レイヤーに結合、または転写します。


自由変形を使うと線の色が微妙に変わってしまうことがあります。そのときは不透明度を保護してから線をバケツツールで塗りつぶします。

描いた線を線画レイヤーに結合するときは、線画レイヤーの下に非表示のレイヤーを作っておきましょう。
非表示のレイヤーには結合できないため、間違えて他のレイヤーに結合してしまうのを防ぐことができます。

シワの影の塗り方
和服は派手な模様があるため細かい影を描いてもわかりにくくなることがあります。普段よりも濃い色で大胆に塗りましょう。

他の部分にはみださないよう、線画レイヤー(フォルダ)を領域検出元に指定し、塗りたい部分を選択範囲にして塗ります。

線が閉じられていない部分は選択ペンで閉じます。

和服は模様の主張が強いので影塗りより模様を描くことに力を入れましょう。
テクスチャよりも自分で描く方が都合の良いデザインになりますのでおすすめです。

陰影の塗りができました。

模様のレイヤーと重ねて出来上がりです。

以上で着物のシワの描き方の解説は以上です。
シワの中でも和服は生地の厚さでしわのでき方も独特ですので、更に深く理解したい方は動画講座もチェックしてみてくださいね!
