pen-iconpen-icon事例でマスター!カラーイラストの配色講座

色を塗っていると、イラスト全体の統一感がなくなってしまう...
塗り方に関して、こんな悩みをお持ちの方っていらっしゃいませんか?
この講座では、配色の決め方を理解することでイラストに統一感を持たせるためのコツを解説していきます。
イラストの事例を見ながら配色のコツをマスターしましょう!


イラストの配色を決める

メインカラーを決める

実際にイラストを塗り始める前に、まず描きたいイラストのテーマとなる色を決めます。
テーマ色は1、2色にしぼり、これをメインカラーにします。
メインカラーはイラストのテーマから連想して決めると良いでしょう。

色を絞る

例えばこちらのイラストの場合、テーマは海です。
海というワードから連想して青をメインカラーとしました。

海の配色

イラストのサブカラーとアクセントカラーを決める

続いてメインカラーを引き立たせるサブカラー、イラスト全体を引き締めるアクセントカラーを決めます。
色を実際に決めるときにまとまりが出やすい3パターンの色の決め方を紹介します。

配色の決め方

■ パターン1:同系色から選ぶ
色相環で色を見た時に、メインカラーに隣り合った色や、メインカラーから近い色を選ぶことで、まとまりを出る配色を選ぶことができます。

色相環で色を選ぶ

■ パターン2:補色から選ぶ
補色とは、色相環で見たときに正反対に位置する関係の色の組合せのことです。
メインカラーとは真逆に位置する色を選ぶことで、メインカラーを際立たせる配色をつくることができます。

補色から選ぶ

■ パターン3:無彩色から選ぶ

無彩色とは、色味をもたない黒や灰色、白などをいいます。
白はイラスト全体を落ち着かせ、黒はイラストを引き締めることができます。

無彩色から選ぶ

では実際にイラストで配色をみてみましょう。
下のイラストの場合、大きく分けて4種類の色を使用しています。

イラストの配色を決める

まず、メインカラーは水色とし、サブカラーを同系色の寒色にまとめています。アクセントカラーにはメインカラーの補色となる黄色を使っています。
また、無彩色を使うことでイラストが引き締まり、上品な印象になるようにしてみました。
色数をできるだけ抑えることで絵にまとまりができやすいのもポイントです。

寒色で配色する

配色での注意点

ステップ3ではイラストの配色として悪い例をあげ配色のポイントを紹介します。まずは一つ目の例として、下のイラストを用いて解説します。
この配色では、彩度の高い色が並び、メインカラーがどれなのかわかりづらい印象を受けます。
また、色のバランスがバラバラなので、色のまとまりがなくなっています。

配色の注意点

続いて二つ目の例として、下のイラストを解説します。
こちらの配色は、服で使用する色の種類が多く、メインカラーがどれなのか分かりづらいだけでなく、キャラクターが服の色に負けて印象に残りづらくなっています。
実際に塗る前にテーマに沿った配色を考えることで、見やすく、印象を伝えやすくなります。

配色の誤った例

最後の例として、以下のイラストを解説します。
イラストに彩度の高い色の種類が多く使われている場合でも、このように一点に集まり、その他の部分がシンプルに統一されていると、キャラクターが色に負けることがなく、印象も伝わりやすく感じます。

配色の良い例

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配色を意識して塗る

実際に配色をする

次に、実際にイラストを描きながら配色を考えていきます。
まず初めに、イラストのテーマを決めます。今回は「ビタミンカラーな女の子」をテーマにしました。テーマから連想し、元気なイメージの「黄色」をメインカラーにしました。
次に、サブカラー、アクセントカラーを決めていきます。サブカラーには同系色から「オレンジ」、補色の「水色」を選びました。また、アクセントカラーは「こげ茶」にしてみました。
イラスト全体に落ち着きを持たせるために「白」も使用しています。

イラストのテーマを決める

それでは実際に、イラストの配色をしていきます。
メインカラーの「黄色」は、キャラクターの大部分を占めるようにすると伝わりやすいので、比較的面積の広いワンピースと大きなリボンに配色をしました。

メインカラーを決める

続いてサブカラーの「オレンジ」と「水色」は、彩度が高めなので、メインカラーとぶつかり合わないように、面積は狭い部分に配色をします。

サブカラーを決める

アクセントカラーの「こげ茶」は、腰を細く見せたかったので腰あたりに配色をしました。
また、腰部分だけでは釣り合わないため、頭と足元にも配色することでバランスがでるようにしました。

アクセントカラーを決める

大体の配色がおわりました。
これで塗りに移っても良いのですが、このままでは単調な印象をうけたので、デザインを追加していきます。
今までに使った色のみでラインをひいてみたり、模様を描いてみたりしました。
これでキャラクターの配色は終了です。

イラストを配色する

あとは影などを入れ、背景を追加して完成です。テーマの「ビタミンカラー」に沿ったフルーツを追加、背景もメインカラーが伝わる配色にしました。
配色を気にすることで絵のまとまり感を出したり、イラストのテーマを伝える手助けにもなります。
ぜひ配色にも注目してみてイラストを描いてみてくださいね。

カラーイラストの配色

以上で、「カラーイラストの配色講座」は終了です。動画講座ではさらに詳しく解説を行っていますので、記事よりも理解しやすくなっています。
こちらも一緒に、チェックしてみてくださいね!

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色を塗っていると、イラスト全体の統一感がなくなってしまう...
塗り方に関して、こんな悩みをお持ちの方っていらっしゃいませんか?
この講座では、配色の決め方を理解することでイラストに統一感を持たせるためのコツを解説していきます。
イラストの事例を見ながら配色のコツをマスターしましょう!


イラストの配色を決める

メインカラーを決める

実際にイラストを塗り始める前に、まず描きたいイラストのテーマとなる色を決めます。
テーマ色は1、2色にしぼり、これをメインカラーにします。
メインカラーはイラストのテーマから連想して決めると良いでしょう。

色を絞る

例えばこちらのイラストの場合、テーマは海です。
海というワードから連想して青をメインカラーとしました。

海の配色

イラストのサブカラーとアクセントカラーを決める

続いてメインカラーを引き立たせるサブカラー、イラスト全体を引き締めるアクセントカラーを決めます。
色を実際に決めるときにまとまりが出やすい3パターンの色の決め方を紹介します。

配色の決め方

■ パターン1:同系色から選ぶ
色相環で色を見た時に、メインカラーに隣り合った色や、メインカラーから近い色を選ぶことで、まとまりを出る配色を選ぶことができます。

色相環で色を選ぶ

■ パターン2:補色から選ぶ
補色とは、色相環で見たときに正反対に位置する関係の色の組合せのことです。
メインカラーとは真逆に位置する色を選ぶことで、メインカラーを際立たせる配色をつくることができます。

補色から選ぶ

■ パターン3:無彩色から選ぶ

無彩色とは、色味をもたない黒や灰色、白などをいいます。
白はイラスト全体を落ち着かせ、黒はイラストを引き締めることができます。

無彩色から選ぶ

では実際にイラストで配色をみてみましょう。
下のイラストの場合、大きく分けて4種類の色を使用しています。

イラストの配色を決める

まず、メインカラーは水色とし、サブカラーを同系色の寒色にまとめています。アクセントカラーにはメインカラーの補色となる黄色を使っています。
また、無彩色を使うことでイラストが引き締まり、上品な印象になるようにしてみました。
色数をできるだけ抑えることで絵にまとまりができやすいのもポイントです。

寒色で配色する

配色での注意点

ステップ3ではイラストの配色として悪い例をあげ配色のポイントを紹介します。まずは一つ目の例として、下のイラストを用いて解説します。
この配色では、彩度の高い色が並び、メインカラーがどれなのかわかりづらい印象を受けます。
また、色のバランスがバラバラなので、色のまとまりがなくなっています。

配色の注意点

続いて二つ目の例として、下のイラストを解説します。
こちらの配色は、服で使用する色の種類が多く、メインカラーがどれなのか分かりづらいだけでなく、キャラクターが服の色に負けて印象に残りづらくなっています。
実際に塗る前にテーマに沿った配色を考えることで、見やすく、印象を伝えやすくなります。

配色の誤った例

最後の例として、以下のイラストを解説します。
イラストに彩度の高い色の種類が多く使われている場合でも、このように一点に集まり、その他の部分がシンプルに統一されていると、キャラクターが色に負けることがなく、印象も伝わりやすく感じます。

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配色を意識して塗る

実際に配色をする

次に、実際にイラストを描きながら配色を考えていきます。
まず初めに、イラストのテーマを決めます。今回は「ビタミンカラーな女の子」をテーマにしました。テーマから連想し、元気なイメージの「黄色」をメインカラーにしました。
次に、サブカラー、アクセントカラーを決めていきます。サブカラーには同系色から「オレンジ」、補色の「水色」を選びました。また、アクセントカラーは「こげ茶」にしてみました。
イラスト全体に落ち着きを持たせるために「白」も使用しています。

イラストのテーマを決める

それでは実際に、イラストの配色をしていきます。
メインカラーの「黄色」は、キャラクターの大部分を占めるようにすると伝わりやすいので、比較的面積の広いワンピースと大きなリボンに配色をしました。

メインカラーを決める

続いてサブカラーの「オレンジ」と「水色」は、彩度が高めなので、メインカラーとぶつかり合わないように、面積は狭い部分に配色をします。

サブカラーを決める

アクセントカラーの「こげ茶」は、腰を細く見せたかったので腰あたりに配色をしました。
また、腰部分だけでは釣り合わないため、頭と足元にも配色することでバランスがでるようにしました。

アクセントカラーを決める

大体の配色がおわりました。
これで塗りに移っても良いのですが、このままでは単調な印象をうけたので、デザインを追加していきます。
今までに使った色のみでラインをひいてみたり、模様を描いてみたりしました。
これでキャラクターの配色は終了です。

イラストを配色する

あとは影などを入れ、背景を追加して完成です。テーマの「ビタミンカラー」に沿ったフルーツを追加、背景もメインカラーが伝わる配色にしました。
配色を気にすることで絵のまとまり感を出したり、イラストのテーマを伝える手助けにもなります。
ぜひ配色にも注目してみてイラストを描いてみてくださいね。

カラーイラストの配色

以上で、「カラーイラストの配色講座」は終了です。動画講座ではさらに詳しく解説を行っていますので、記事よりも理解しやすくなっています。
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jimmy

はじめまして、jimmyと申します。まだまだ未熟者で、勉強することもたくさんある身ですが、私の講座で少しでも参考になったものがあれば幸いです。


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久瀬優祈

初めまして、久瀬優祈と申します。動画のナレーションを担当させていただきます。皆様のイラストいつも楽しく見せていただいておりますので、少しでもお力添えできるよう頑張ります!

この講座の制作環境

OS:Windows8
使用ソフト : CLIP STUDIO PAINT
ペンタブ : BANBOO COMIC

イラレポを投稿しよう

メインカラー、サブカラー、アクセントカラーを決めてイラストを描いてみましょう!


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jimmy

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久瀬優祈

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