コントラポストを理解する!キャラを自然に立たせるポーズの描き方講座
キャラクターを描くとき、いつも棒立ちだったり動きのないポーズになってしまう…
そんな経験をしたことがある人は結構いるのではないでしょうか。
kyachiさんの「コントラポストを利用したポーズの描き方講座」を見て、活き活きとした躍動感のあるポーズの描き方をマスターしましょう!
コントラポストについて
早速、コントラポストを利用したポーズの描き方について、この講座で学んでいきましょう。様々なポージングにコントラポストはどのように作用しているのかを説明していきます。
後ろからのポージング
まずは肩に注目して下さい。どのような角度か、チェックしてみましょう。
若干ですが左肩が下がり、右肩が上がっているように見えます。
次にお尻です。左がぐっと上がり、右は下がっています。上半身の肩と下半身のお尻は相反した方向に傾いているのが見て取れます。
次に背骨を見ていきましょう。後ろのポーズでは、背骨は特に重要です。
背中のラインですが、しっかり分かるように強調すると、より自然な後ろ姿だということが分かりやすくなります。
次に手足の動きも見ていきます。
手は自由に動かしてもらっても大丈夫ですが、脚の場合、重心がどっちの足なのか意識しましょう。
そして関節の位置も変化するので気をつけましょう。この後ろ姿のポーズは、左足が重心だと分かります。
人物の動きを描く
正面から歩いてくるようなポーズ
肩の位置は後ろの時と一緒で、一方は狭く、もう片方が開くようになっています。背骨のラインを確認してみましょう。
歩いてくるポーズのこの絵では、足を片方前に投げ出しています。もう片方の足は後ろ側にあります。
関節(くるぶし)からのつま先の方向など意識したらよりそれらしくなると思います。手の動きは足と反対側が前に出るのが自然です。絵では左足が前なので、手は自然と右手が前に来る形になります。
この絵ではいまのところ重心は後ろ足の方にあるということになります。
このように正面から歩いてくるようなポージングの場合、肩と腰の動きはとても重要です。鏡の前で歩いてみたりすると分かるかと思いますが、このようなポーズの繰り返しになります。
重心が交互に入れ替わるので、ゆらゆらと揺れるようなイメージをしてみると理解しやすいです。
横からの図の場合、手と足の位置によって歩いているという表現がしやすいと思いますが、正面ですとどうしても距離感だけでは描ききれない部分が多くありますので、その時はこの肩と腰の動きに気をつけてみてください。
重心の変化や肩と腰の動きで距離感を出すと、歩いているように見せることができます。
様々な動き・ポーズを描く
二つのポーズを同時にみて大きな動きや、女性らしい動きについて詳しく説明していきます。
まずは肩と腰のラインをみていきます。
背骨はどうなっているのかを確認した後、脚はどうなっているかをみて下さい。この絵の場合、片足で立っているので重心が不安定な印象です。
ここで特に紹介したいのが女性の場合、くびれやウエストの細いラインです。
大げさなぐらい大きな動きの場合、脚を曲げてみたりした時、どうしても重心はずれがちになります。安定はむしろしないです。
女性らしいポーズの場合は重心が不安定だと覚えておいてください。肩と腰のラインが大きく動いているのが、絵を見ると分かるかと思います。コントラポストの動きをする時は女性らしいポーズをしたいときにとてもポイントになってきます。
最初に紹介した後ろ向きのポーズは、肩と腰の傾きはそれほど動いているようには見えません。
なので、もし元気のあるポーズを描きたい時は肩と腰のラインがより大きく傾くということを意識すると良いでしょう。
より女性らしいセクシーなポーズの時ほど、このようなことが起きると覚えておいて下さい。
片足を上げたポーズ
このようなポーズの場合、肩と腰の動きがとても重要になってきます。
肩、腰、背中の関連を注意しましょう。この絵の場合重心は片足をあげている右足になります。
肩と腰の動きは絵全体の柔軟性をとても多くすることができるポイントになるので、もし描いていて硬いなと思ったら、肩と腰、胴の動きに注目してください。
どこで曲がっているのかも重要になってきます。
もし、このポーズを描いてみたいけど分からないときは、まずは自分でポーズをとってみて、肩の動き、腰の動きがどのように動いているか意識してみましょう。
様々な状況でのポーズ
完成されたイラストからポーズについてご説明します。まずこの絵がどうなっているのか上から描いてお見せします。
顔の位置、くび、胴を確認しましょう。 胸はあとから付けることや大きさを変えることなど簡単なので、まずは胸の無い状態から考えていきましょう。 二人が重なっているので、どこがどのように重なっているのか、動いているのかも重要になります。どっちが手前かなどで遠近感もでてくることも忘れずにしましょう。
手前の女の子ですが、肩と腰の位置を見てみると、背骨は曲がってくびれています。
もう一人の子も肩と腰の位置を確認して背骨をみるとくびれているのが分かります。
今回はぴったりした服を着せたかったので、日常生活ではあまりしないポーズですが、モデルさんやファッショナブルなポーズの時は腰の辺りはポイントになります。
今回、脚はあまり重力に関係がないので重心は意識しなくてもいいですが、動きをだすためにもある程度自然な形は覚えておきましょう。
以上でこの講座の解説記事は終了です。ぜひ動画も視聴してみてくださいね!
イラレポ
投稿完了
キャラクターを描くとき、いつも棒立ちだったり動きのないポーズになってしまう…
そんな経験をしたことがある人は結構いるのではないでしょうか。
kyachiさんの「コントラポストを利用したポーズの描き方講座」を見て、活き活きとした躍動感のあるポーズの描き方をマスターしましょう!
コントラポストについて
早速、コントラポストを利用したポーズの描き方について、この講座で学んでいきましょう。様々なポージングにコントラポストはどのように作用しているのかを説明していきます。
後ろからのポージング
まずは肩に注目して下さい。どのような角度か、チェックしてみましょう。
若干ですが左肩が下がり、右肩が上がっているように見えます。
次にお尻です。左がぐっと上がり、右は下がっています。上半身の肩と下半身のお尻は相反した方向に傾いているのが見て取れます。
次に背骨を見ていきましょう。後ろのポーズでは、背骨は特に重要です。
背中のラインですが、しっかり分かるように強調すると、より自然な後ろ姿だということが分かりやすくなります。
次に手足の動きも見ていきます。
手は自由に動かしてもらっても大丈夫ですが、脚の場合、重心がどっちの足なのか意識しましょう。
そして関節の位置も変化するので気をつけましょう。この後ろ姿のポーズは、左足が重心だと分かります。
人物の動きを描く
正面から歩いてくるようなポーズ
肩の位置は後ろの時と一緒で、一方は狭く、もう片方が開くようになっています。背骨のラインを確認してみましょう。
歩いてくるポーズのこの絵では、足を片方前に投げ出しています。もう片方の足は後ろ側にあります。
関節(くるぶし)からのつま先の方向など意識したらよりそれらしくなると思います。手の動きは足と反対側が前に出るのが自然です。絵では左足が前なので、手は自然と右手が前に来る形になります。
この絵ではいまのところ重心は後ろ足の方にあるということになります。
このように正面から歩いてくるようなポージングの場合、肩と腰の動きはとても重要です。鏡の前で歩いてみたりすると分かるかと思いますが、このようなポーズの繰り返しになります。
重心が交互に入れ替わるので、ゆらゆらと揺れるようなイメージをしてみると理解しやすいです。
横からの図の場合、手と足の位置によって歩いているという表現がしやすいと思いますが、正面ですとどうしても距離感だけでは描ききれない部分が多くありますので、その時はこの肩と腰の動きに気をつけてみてください。
重心の変化や肩と腰の動きで距離感を出すと、歩いているように見せることができます。
様々な動き・ポーズを描く
二つのポーズを同時にみて大きな動きや、女性らしい動きについて詳しく説明していきます。
まずは肩と腰のラインをみていきます。
背骨はどうなっているのかを確認した後、脚はどうなっているかをみて下さい。この絵の場合、片足で立っているので重心が不安定な印象です。
ここで特に紹介したいのが女性の場合、くびれやウエストの細いラインです。
大げさなぐらい大きな動きの場合、脚を曲げてみたりした時、どうしても重心はずれがちになります。安定はむしろしないです。
女性らしいポーズの場合は重心が不安定だと覚えておいてください。肩と腰のラインが大きく動いているのが、絵を見ると分かるかと思います。コントラポストの動きをする時は女性らしいポーズをしたいときにとてもポイントになってきます。
最初に紹介した後ろ向きのポーズは、肩と腰の傾きはそれほど動いているようには見えません。
なので、もし元気のあるポーズを描きたい時は肩と腰のラインがより大きく傾くということを意識すると良いでしょう。
より女性らしいセクシーなポーズの時ほど、このようなことが起きると覚えておいて下さい。
片足を上げたポーズ
このようなポーズの場合、肩と腰の動きがとても重要になってきます。
肩、腰、背中の関連を注意しましょう。この絵の場合重心は片足をあげている右足になります。
肩と腰の動きは絵全体の柔軟性をとても多くすることができるポイントになるので、もし描いていて硬いなと思ったら、肩と腰、胴の動きに注目してください。
どこで曲がっているのかも重要になってきます。
もし、このポーズを描いてみたいけど分からないときは、まずは自分でポーズをとってみて、肩の動き、腰の動きがどのように動いているか意識してみましょう。
様々な状況でのポーズ
完成されたイラストからポーズについてご説明します。まずこの絵がどうなっているのか上から描いてお見せします。
顔の位置、くび、胴を確認しましょう。 胸はあとから付けることや大きさを変えることなど簡単なので、まずは胸の無い状態から考えていきましょう。 二人が重なっているので、どこがどのように重なっているのか、動いているのかも重要になります。どっちが手前かなどで遠近感もでてくることも忘れずにしましょう。
手前の女の子ですが、肩と腰の位置を見てみると、背骨は曲がってくびれています。
もう一人の子も肩と腰の位置を確認して背骨をみるとくびれているのが分かります。
今回はぴったりした服を着せたかったので、日常生活ではあまりしないポーズですが、モデルさんやファッショナブルなポーズの時は腰の辺りはポイントになります。
今回、脚はあまり重力に関係がないので重心は意識しなくてもいいですが、動きをだすためにもある程度自然な形は覚えておきましょう。
以上でこの講座の解説記事は終了です。ぜひ動画も視聴してみてくださいね!