胸キュン!ふたりポーズの描き方講座
壁ドン、お姫様だっこ、後ろから包み込まれる……少女マンガやカップルのイラストでは、ドキドキする胸キュンなシチュエーションがたくさんあります。
この講座では、そんな胸キュンシーンを描くときの男女ふたりのポーズや距離感、雰囲気の出し方のコツについて解説します。
男女の描き方の違い
体格差
まずは男女の体格差について解説します。
人間の頭蓋骨の長さは、男女ともに平均22〜23センチ程度です。絵柄のデフォルメ具合によると思いますが、頭のサイズを基準にして男女のの体格差を描きます。
体格差は雰囲気を重視して、男の子はより大きく、女の子はより小さく誇張して描いたり、逆に同じぐらいの体格に描くなど、調整すると良いでしょう。
身長差のあるカップル
さらに身長差のあるカップルを見てみましょう。
作例では180センチと145センチくらいを想定しています。
ちょっと男の子が前かがみな体勢なので、女の子の身長から頭のサイズを基準にして、直立した場合の身長のアタリをとってから、かがんだ姿勢のアタリをとりました。
制服で体のラインを感じにくいのですが、一度服がない状態を下絵で描いてから服を着せます。
服の質感の違いがふたりの空気感にもつながるので、男の子の固さと女の子の柔らかさを誇張するため、男の子の固い体に着せるカーディガンを本物より柔らかく描いたり、逆に女の子のブレザーは固く描いたりします。
ふたりポーズ、シチュエーションのポイント
それでは、さっそくいろいろなパターンのふたりポーズを見てみましょう。
壁ドン
いわゆる「壁ドン」と呼ばれるシチュエーションです。
描き方のコツは、先に壁の面を描いてから人を描き足すことです。壁際に追い詰めるポーズになるので、斜線で囲ったような、男の子の腕の中の空間を意識して、そこに女の子を収めるように描くと、違和感なく雰囲気が出ます。
お姫様だっこ
次に、お姫様だっこです。
両腕だけで抱えるお姫様だっこは、男の子にかなり重さがかかっているので、どこに体重がかかっているのかを意識してとらえると、実在感が出て色気が出ます。
この体勢だと○印の接点に体重がかかっているので、力が入っている手、引っ張られている服などで、重量感を表現します。
また、重量感にメリハリが出るように、髪、スカート、ふともも、足先などはふわっと描くようにして、負荷がかかっていない様子を表します。
後ろから抱え込む
今度は後ろから抱え込むシチュエーションです。
女の子のポーズの方が直立に近いので、女の子を先に描いてそれを基準に男の子を描き込みます。
男の子の作為的な仕草と女の子に無防備な仕草をつけて、顔が二人ともほとんど出ていない作画になるので、手に芝居をつけます。手で女の子を引き寄せているので、顔と顔の近い空気感を大事に描いています。
顔を寄せる
お互いに顔を寄せる場合、アップになるので首や肩、髪の毛など男女差が出やすいパーツを誇張します。
触れている圧がわかるように前髪が押されて盛り上がっている描写などを使って、どのくらいの圧でくっついているのかを描写します。
今回は空間の距離感を出すために、リボンを二人の間に這わせています。
後ろから抱え込む 2
最後に、座っている状態で後ろから抱え込むシチュエーションです。
先にポーズが安定している男の子を描いて、そこにもたれかかっている女の子を描きます。
手足の仕草などに、相手の反応や影響する部分を入れていきます。触れ合っている部分、もたれかかっている部分など、自分がこの体勢だったとして意識が行く所の描写を深める感じです。
ふたりポーズの描き方手順
それでは、実際にふたりポーズを描く時に気をつけたい注意点を交えながら、下絵までの描き方を2パターン説明します。
お姫様だっこの描き方手順
まず、大まかに水色でアタリをとります。先に解説したとおり、重量感がどこにかかるかを考えて描きます。矢印の向きは重量感の流れです。
アタリを元に、顔や体の中心線を書き込んで、向きや立体がわかるようにラフにします。
ラフを元に下絵にします。女の子の足の角度に違和感があったので修正しました。
手元や顔の表情に細かい仕草を入れます。
ふたりの絡みの絵は、キャラクターによるリアクションを入れるのが個人的に一番のポイントな気がします。例えばこのイラストだと、男の子はお日様抱っこできて嬉しく、女の子は恥ずかしくてドキドキもして悔しい表情を意識して描きました。
壁ドンの描き方手順
続いて、壁ドンの描き方手順です。おおまかにラフを描きます。
前述した通り、先に壁の面を描いて、男の子の腕の中の空間を意識してラフを詳しく描き込みます。
ラフを元に下描きを描きます。
2人の目線などに注意して、思い描いた距離感になるようリアクションをつけましょう。
今回は男女ふたりのポーズについて描きましたが、性別関係なく使えるテクニックもあります。
雰囲気や空気感を大事にして、ふたりの胸キュンなシーンを描いてみてください。
お姫様だっこや壁ドンのポーズを描いてみましょう!
イラレポ
投稿完了
壁ドン、お姫様だっこ、後ろから包み込まれる……少女マンガやカップルのイラストでは、ドキドキする胸キュンなシチュエーションがたくさんあります。
この講座では、そんな胸キュンシーンを描くときの男女ふたりのポーズや距離感、雰囲気の出し方のコツについて解説します。
男女の描き方の違い
体格差
まずは男女の体格差について解説します。
人間の頭蓋骨の長さは、男女ともに平均22〜23センチ程度です。絵柄のデフォルメ具合によると思いますが、頭のサイズを基準にして男女のの体格差を描きます。
体格差は雰囲気を重視して、男の子はより大きく、女の子はより小さく誇張して描いたり、逆に同じぐらいの体格に描くなど、調整すると良いでしょう。
身長差のあるカップル
さらに身長差のあるカップルを見てみましょう。
作例では180センチと145センチくらいを想定しています。
ちょっと男の子が前かがみな体勢なので、女の子の身長から頭のサイズを基準にして、直立した場合の身長のアタリをとってから、かがんだ姿勢のアタリをとりました。
制服で体のラインを感じにくいのですが、一度服がない状態を下絵で描いてから服を着せます。
服の質感の違いがふたりの空気感にもつながるので、男の子の固さと女の子の柔らかさを誇張するため、男の子の固い体に着せるカーディガンを本物より柔らかく描いたり、逆に女の子のブレザーは固く描いたりします。
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それでは、さっそくいろいろなパターンのふたりポーズを見てみましょう。
壁ドン
いわゆる「壁ドン」と呼ばれるシチュエーションです。
描き方のコツは、先に壁の面を描いてから人を描き足すことです。壁際に追い詰めるポーズになるので、斜線で囲ったような、男の子の腕の中の空間を意識して、そこに女の子を収めるように描くと、違和感なく雰囲気が出ます。
お姫様だっこ
次に、お姫様だっこです。
両腕だけで抱えるお姫様だっこは、男の子にかなり重さがかかっているので、どこに体重がかかっているのかを意識してとらえると、実在感が出て色気が出ます。
この体勢だと○印の接点に体重がかかっているので、力が入っている手、引っ張られている服などで、重量感を表現します。
また、重量感にメリハリが出るように、髪、スカート、ふともも、足先などはふわっと描くようにして、負荷がかかっていない様子を表します。
後ろから抱え込む
今度は後ろから抱え込むシチュエーションです。
女の子のポーズの方が直立に近いので、女の子を先に描いてそれを基準に男の子を描き込みます。
男の子の作為的な仕草と女の子に無防備な仕草をつけて、顔が二人ともほとんど出ていない作画になるので、手に芝居をつけます。手で女の子を引き寄せているので、顔と顔の近い空気感を大事に描いています。
顔を寄せる
お互いに顔を寄せる場合、アップになるので首や肩、髪の毛など男女差が出やすいパーツを誇張します。
触れている圧がわかるように前髪が押されて盛り上がっている描写などを使って、どのくらいの圧でくっついているのかを描写します。
今回は空間の距離感を出すために、リボンを二人の間に這わせています。
後ろから抱え込む 2
最後に、座っている状態で後ろから抱え込むシチュエーションです。
先にポーズが安定している男の子を描いて、そこにもたれかかっている女の子を描きます。
手足の仕草などに、相手の反応や影響する部分を入れていきます。触れ合っている部分、もたれかかっている部分など、自分がこの体勢だったとして意識が行く所の描写を深める感じです。
ふたりポーズの描き方手順
それでは、実際にふたりポーズを描く時に気をつけたい注意点を交えながら、下絵までの描き方を2パターン説明します。
お姫様だっこの描き方手順
まず、大まかに水色でアタリをとります。先に解説したとおり、重量感がどこにかかるかを考えて描きます。矢印の向きは重量感の流れです。
アタリを元に、顔や体の中心線を書き込んで、向きや立体がわかるようにラフにします。
ラフを元に下絵にします。女の子の足の角度に違和感があったので修正しました。
手元や顔の表情に細かい仕草を入れます。
ふたりの絡みの絵は、キャラクターによるリアクションを入れるのが個人的に一番のポイントな気がします。例えばこのイラストだと、男の子はお日様抱っこできて嬉しく、女の子は恥ずかしくてドキドキもして悔しい表情を意識して描きました。
壁ドンの描き方手順
続いて、壁ドンの描き方手順です。おおまかにラフを描きます。
前述した通り、先に壁の面を描いて、男の子の腕の中の空間を意識してラフを詳しく描き込みます。
ラフを元に下描きを描きます。
2人の目線などに注意して、思い描いた距離感になるようリアクションをつけましょう。
今回は男女ふたりのポーズについて描きましたが、性別関係なく使えるテクニックもあります。
雰囲気や空気感を大事にして、ふたりの胸キュンなシーンを描いてみてください。
お姫様だっこや壁ドンのポーズを描いてみましょう!
イラレポ
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