

イラストレーターになるには?仕事の種類や雇用形態を知ろう
イラストでお金を稼ぐためには何をすればよいのだろう?イラストレーターになるために、イラスト業界についての情報をお探しの方も多いと思います。
今回は、パルミー月謝制講座「イラスト業界お仕事情報講座&インタビュー」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
イラストレーターの仕事の種類や雇用形態、営業の方法を見ていきましょう。
イラストレーターの仕事の種類

イラストを描いてお金を稼ぐ仕事には、2種類のビジネスモデルがあります。
- 依頼(企業案件、又は個人依頼)
- 販売(自ら利益を生み出す)
依頼のビジネスモデル
ゲーム
家庭用ゲームやスマホゲームには、キャラクター・背景・アイテムなどの多くのイラストが使われています。
最近では、イラストを担当した作者をSNSなどで紹介する作品も増えてきており、イラストレーターが特に活躍しやすい分野です。
また、カードゲームやボードゲームでも、多くのイラストレーターが制作に携わっています。
人気のカードゲーム「ポケモンカード」では、2022年にもイラストコンテストが開催されました。
優秀な作品を提出した方には、コンテストの主催側から仕事の依頼がくる場合もあります。
出版
ライトノベルの挿絵や小説の表紙ではイラストが使われることも多く、装画はイラストレーターが活躍しやすい分野です。
ファッション雑誌や街歩きの雑誌などでも、人物・食べ物・小物などのカットイラストが使われています。
その他
最近の流行は、VtuberアバターやSNSアイコンの仕事です。
Vtuberは企業・個人問わず人気があり、イラストレーターにラフ制作や衣装デザインを依頼することも増えています。
YouTubeやネット広告では、漫画を使った宣伝も見られるようになりました。
YouTube漫画では、イラストを紙芝居のように動かして声を当て、商品やチャンネルの宣伝をします。
販売のビジネスモデル
ダイレクトに作品を売る

コミケなどの同人誌即売会での販売や、同人販売店に委託をすることで、自作の同人誌を売って利益を出すことができます。
また、最近では、DLsiteなどのダウンロード販売サイトも流行っています。
サブスクリプション
pixivFANBOXは、クリエイターを支援することができるファンコミュニティです。
ファンはクリエイターに月額料金を支払い、会員限定コンテンツの閲覧などの特典がもらえます。
YouTubeメンバーシップも同様に、チャンネルのメンバーになってクリエイターを支援することで、様々な限定特典を受け取れます。
依頼は実力重視、販売は人気・知名度が重要
依頼の案件では、依頼者側からイラストの仕様書が提示されることがあり、要求に合わせられる画力が求められます。
一方で、販売のビジネスモデルでは、直接ユーザー・ファンとやり取りをするので、SNSでのフォロワー数や知名度といった人気も重要です。
まずは、依頼と販売のどちらの方向でお金を稼ぐか、考えてみるとよいと思います。
イラストレーターの雇用形態

主な雇用形態
出勤と在宅ワーク
正社員・派遣社員・業務委託のイラストレーターは、一般の企業と同じように会社に出社して作業をします。
フリーランスのイラストレーターは、ほとんどの場合は在宅で作業をします。
※最近では、リモートワークで作業をしている正社員も増えています。
固定給と歩合制
正社員や派遣社員は、毎月一定の賃金が支払われる固定給を採用している企業が多いです。
フリーランスのイラストレーターは、ほとんどの場合は成果型の歩合制です。
歩合制ではイラスト1枚の単価が決められており、納品したイラストの数に応じて報酬がもらえます。
正社員は雑務も多い
会社の中核を担う正社員になると、打ち合わせの参加回数も増え、思わぬ事務仕事も舞い込んできます。
また、派遣社員やフリーランスを抱えている会社では、人材を管理する作業も発生します。
意外と雑務が多いのも、正社員の特徴です。
フリーランスは全ての業務をこなす
フリーランスのイラストレーターは絵を描くことに専念しているイメージがありますが、ただ絵を描いているだけではお金は入ってきません。
イラストの仕事を取るための営業や、取引先の企業とのやり取り、スケジュールの管理など、全ての業務を自分で行う必要があります。
企業が使用しているペイントソフトは?
企業勤めはPhotoshopの経験があると強みに

数あるグラフィックソフトの中でも、特にAdobe製品のPhotoshopは古くからクリエイターに使われています。
Photoshop1.0が登場したのは1990年で、発売以降はパソコンの普及と共にイラスト・デザイン業界標準のグラフィックソフトとして定着しました。
現在でもPhotoshopはイラスト業界やゲーム業界で根強い人気を誇っており、イラストレーターの人材の募集要項にPhotoshopの操作経験・業務経験を記載している企業も多々あります。
また、仕事でイラストのデータを納品する際も、Photoshopのファイル形式である「PSD形式」が指定されることが多いです。
Adobe製品のIllustratorやAfter Effectsなども業界で使われることが多く、PSD形式のファイルであれば互換性があるので、データの受け渡しにも便利です。
新しい会社だとCLIP STUDIO PAINTのみも可能
比較的新しい会社であれば、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)だけが操作できれば問題はない、という場合もあります。
クリスタは、イラスト以外にも漫画やアニメーションを制作する機能も優れており、使用しているクリエイターが多いペイントソフトです。
また、クリスタはPSDファイルにも互換性があります。
SAIは使いやすいが、業界標準のソフトではない
ペイントツールのSAIは、シンプルで使いやすく筆の描き心地に定評があり、イラストレーターの方にも人気があります。
企業勤めのイラストレーターの中にはSAIで作業をしている方もいますが、人材の募集要項でSAIの操作経験を記載している企業は少ないようです。
SAIもPSD形式の互換性があり、PSDファイルの読み込み・書き出しができます。
イラストレーターの営業方法

直接営業
イラスト制作会社にポートフォリオを送付
ゲーム会社の下請けや関連会社には、イラストの制作を主な業務としているイラスト制作会社があります。
イラスト制作会社のホームページ内には、クリエイター向けのポートフォリオ受付ページやエントリーページがある場合が多いです。
ポートフォリオの準備ができたら、ペンネームなどを添えて送ってみましょう。
昔は編集部に直接連絡をする方法もあった
現代ではインターネットの普及により、人材を探している会社は自社ホームページや求人サイトで募集をすることが多くなりました。
雑誌の編集部などに直接電話をかける営業方法は減っているようです。
商談イベント
コミケやコミティアのような即売会イベントではなく、クリエイターと企業が商談をすることを目的としたイベントが、日本でも開催されています。
クリエイターEXPO
クリエイターが企業の担当者と直接商談することができ、売り込み・アピールの場として人気の商談イベントです。
クリエイターEXPOは、コンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京」内で開催されています。
次回のコンテンツ東京の開催日程は、2023年6月28日(水)~30日(金)で、会場は東京ビッグサイトです。
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それぞれのルートでどのくらいデビューしやすいのか、難易度についても解説をしているので、ぜひ参考にしてください。

多種多様なイラストの仕事がある中で、競争率の低いねらい目のジャンルについても講座で紹介しています。
また、講座の後半では、経歴・境遇の違う5人のイラストレーターのインタビューも聞くことができますので、ぜひご視聴ください。
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今回は、パルミー月謝制講座「イラスト業界お仕事情報講座&インタビュー」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
イラストレーターの仕事の種類や雇用形態、営業の方法を見ていきましょう。
イラストレーターの仕事の種類

イラストを描いてお金を稼ぐ仕事には、2種類のビジネスモデルがあります。
- 依頼(企業案件、又は個人依頼)
- 販売(自ら利益を生み出す)
依頼のビジネスモデル
ゲーム
家庭用ゲームやスマホゲームには、キャラクター・背景・アイテムなどの多くのイラストが使われています。
最近では、イラストを担当した作者をSNSなどで紹介する作品も増えてきており、イラストレーターが特に活躍しやすい分野です。
また、カードゲームやボードゲームでも、多くのイラストレーターが制作に携わっています。
人気のカードゲーム「ポケモンカード」では、2022年にもイラストコンテストが開催されました。
優秀な作品を提出した方には、コンテストの主催側から仕事の依頼がくる場合もあります。
出版
ライトノベルの挿絵や小説の表紙ではイラストが使われることも多く、装画はイラストレーターが活躍しやすい分野です。
ファッション雑誌や街歩きの雑誌などでも、人物・食べ物・小物などのカットイラストが使われています。
その他
最近の流行は、VtuberアバターやSNSアイコンの仕事です。
Vtuberは企業・個人問わず人気があり、イラストレーターにラフ制作や衣装デザインを依頼することも増えています。
YouTubeやネット広告では、漫画を使った宣伝も見られるようになりました。
YouTube漫画では、イラストを紙芝居のように動かして声を当て、商品やチャンネルの宣伝をします。
販売のビジネスモデル
ダイレクトに作品を売る

コミケなどの同人誌即売会での販売や、同人販売店に委託をすることで、自作の同人誌を売って利益を出すことができます。
また、最近では、DLsiteなどのダウンロード販売サイトも流行っています。
サブスクリプション
pixivFANBOXは、クリエイターを支援することができるファンコミュニティです。
ファンはクリエイターに月額料金を支払い、会員限定コンテンツの閲覧などの特典がもらえます。
YouTubeメンバーシップも同様に、チャンネルのメンバーになってクリエイターを支援することで、様々な限定特典を受け取れます。
依頼は実力重視、販売は人気・知名度が重要
依頼の案件では、依頼者側からイラストの仕様書が提示されることがあり、要求に合わせられる画力が求められます。
一方で、販売のビジネスモデルでは、直接ユーザー・ファンとやり取りをするので、SNSでのフォロワー数や知名度といった人気も重要です。
まずは、依頼と販売のどちらの方向でお金を稼ぐか、考えてみるとよいと思います。
イラストレーターの雇用形態

主な雇用形態
出勤と在宅ワーク
正社員・派遣社員・業務委託のイラストレーターは、一般の企業と同じように会社に出社して作業をします。
フリーランスのイラストレーターは、ほとんどの場合は在宅で作業をします。
※最近では、リモートワークで作業をしている正社員も増えています。
固定給と歩合制
正社員や派遣社員は、毎月一定の賃金が支払われる固定給を採用している企業が多いです。
フリーランスのイラストレーターは、ほとんどの場合は成果型の歩合制です。
歩合制ではイラスト1枚の単価が決められており、納品したイラストの数に応じて報酬がもらえます。
正社員は雑務も多い
会社の中核を担う正社員になると、打ち合わせの参加回数も増え、思わぬ事務仕事も舞い込んできます。
また、派遣社員やフリーランスを抱えている会社では、人材を管理する作業も発生します。
意外と雑務が多いのも、正社員の特徴です。
フリーランスは全ての業務をこなす
フリーランスのイラストレーターは絵を描くことに専念しているイメージがありますが、ただ絵を描いているだけではお金は入ってきません。
イラストの仕事を取るための営業や、取引先の企業とのやり取り、スケジュールの管理など、全ての業務を自分で行う必要があります。
企業が使用しているペイントソフトは?
企業勤めはPhotoshopの経験があると強みに

数あるグラフィックソフトの中でも、特にAdobe製品のPhotoshopは古くからクリエイターに使われています。
Photoshop1.0が登場したのは1990年で、発売以降はパソコンの普及と共にイラスト・デザイン業界標準のグラフィックソフトとして定着しました。
現在でもPhotoshopはイラスト業界やゲーム業界で根強い人気を誇っており、イラストレーターの人材の募集要項にPhotoshopの操作経験・業務経験を記載している企業も多々あります。
また、仕事でイラストのデータを納品する際も、Photoshopのファイル形式である「PSD形式」が指定されることが多いです。
Adobe製品のIllustratorやAfter Effectsなども業界で使われることが多く、PSD形式のファイルであれば互換性があるので、データの受け渡しにも便利です。
新しい会社だとCLIP STUDIO PAINTのみも可能
比較的新しい会社であれば、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)だけが操作できれば問題はない、という場合もあります。
クリスタは、イラスト以外にも漫画やアニメーションを制作する機能も優れており、使用しているクリエイターが多いペイントソフトです。
また、クリスタはPSDファイルにも互換性があります。
SAIは使いやすいが、業界標準のソフトではない
ペイントツールのSAIは、シンプルで使いやすく筆の描き心地に定評があり、イラストレーターの方にも人気があります。
企業勤めのイラストレーターの中にはSAIで作業をしている方もいますが、人材の募集要項でSAIの操作経験を記載している企業は少ないようです。
SAIもPSD形式の互換性があり、PSDファイルの読み込み・書き出しができます。
イラストレーターの営業方法

直接営業
イラスト制作会社にポートフォリオを送付
ゲーム会社の下請けや関連会社には、イラストの制作を主な業務としているイラスト制作会社があります。
イラスト制作会社のホームページ内には、クリエイター向けのポートフォリオ受付ページやエントリーページがある場合が多いです。
ポートフォリオの準備ができたら、ペンネームなどを添えて送ってみましょう。
昔は編集部に直接連絡をする方法もあった
現代ではインターネットの普及により、人材を探している会社は自社ホームページや求人サイトで募集をすることが多くなりました。
雑誌の編集部などに直接電話をかける営業方法は減っているようです。
商談イベント
コミケやコミティアのような即売会イベントではなく、クリエイターと企業が商談をすることを目的としたイベントが、日本でも開催されています。
クリエイターEXPO
クリエイターが企業の担当者と直接商談することができ、売り込み・アピールの場として人気の商談イベントです。
クリエイターEXPOは、コンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京」内で開催されています。
次回のコンテンツ東京の開催日程は、2023年6月28日(水)~30日(金)で、会場は東京ビッグサイトです。
イラスト業界お仕事情報講座をもっと詳しく動画で解説!7日間の無料お試しで視聴しよう!
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それぞれのルートでどのくらいデビューしやすいのか、難易度についても解説をしているので、ぜひ参考にしてください。

多種多様なイラストの仕事がある中で、競争率の低いねらい目のジャンルについても講座で紹介しています。
また、講座の後半では、経歴・境遇の違う5人のイラストレーターのインタビューも聞くことができますので、ぜひご視聴ください。
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