人体の比率から身体のイラストを描こう!簡単な覚え方を紹介
キャラクターの体がうまく描けない……。
体が描けずにお悩みの方は、人体の「比率」を学んでみるのがオススメです。
人体の比率を覚えると、胴体・腕・脚などのパーツの位置が分かるようになり、キャラクターも描きやすくなります。
今回は、イラストレーターのMRIさんによる、パルミー月謝制講座「身体の描き方講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
簡単に覚えられる人体の比率の取り方や、比率から体を描く手順を見ていきましょう!
体のイラストを描くための基礎知識
素体とは何か?
人物の体を簡易的に描いたものを「素体」と言います。
素体は服を着ていないので、体のデッサンやポーズが確認しやすいです。
イラスト制作では、ラフ・下書きの段階で素体を描きます。
素体を使って体の形やポーズをしっかりと決めてから、服飾やキャラクターの特徴をつけていきましょう。
頭身とは何か?
頭の大きさを基準にして人物の背丈を表現することを、「頭身」と言います。
頭頂から足先までが頭8つ分の長さであれば「8頭身」、頭6つ分の長さであれば「6頭身」といったように表現します。
メリット
・正確に比率が取れる
・分析がしやすい
好きなキャラクターの絵を分析したいときなどには、頭身が役に立ちます。
頭3つ分のところに股下がくる、頭6つ分のところに足先がくる、といったように正確な比率を知ることができます。
デメリット
・描きたい頭身ごとに比率を覚える必要がある
・応用が利きづらい
6頭身のキャラクターでは頭3つ分のところに股下がきてたけど、3頭身の頭3つ分は足先になってしまう……。
頭身によって体のバランスが違うため、頭身ごとに比率を覚える必要が出てきてしまいます。
6頭身の場合、8頭身の場合……など、それぞれの頭身ごとに比率を覚えるのは大変ですね。
次は、頭身を使わずに、簡単に人体の比率を取る方法を見ていきましょう!
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詳細はコチラ!全身の比率の取り方
講師のMRIさんが使っている、全身の比率を取る方法をご紹介します。
首から下を基準に半分に割っていくことで、簡単に全身の比率を取ることができます。
①上半身と下半身の比率
まずは、首元の鎖骨から足先までの長さを半分にしてみましょう。
半分の位置のままだと少しバランスが悪いので、緑色の分だけ上に調整します。
上半身と下半身の長さの比率は1:1です。
鎖骨から足先までを半分にして、少し上に調整した位置が、「股」の高さです。
股の高さに「手首」がきていることも覚えておきましょう。
②ももとふくらはぎの比率
先ほどの手順で、股の位置を決めました。
更に、股から足先までの長さを半分にします。
ももとふくらはぎの長さの比率は1:1です。
下半身の長さを半分にした位置が、「ひざ」の高さです。
③上腕と前腕の比率
腕の長さも半分にしてみましょう。
上腕と前腕の長さの比率は1:1です。
腕の長さを半分にした位置が、「ヒジ」にあたります。
④肋骨の比率
素体の胴体に描かれている黒線は、肋骨・お腹・骨盤のエリアを分ける線です。
上半身の長さを更に半分にしてみましょう。
上半身の長さを半分にした位置に、「肋骨」がきます。
他の頭身にも応用できる
半分にして全身の比率を取っていく方法は、他の頭身でも使うことができます。
上半身と下半身の長さの比率は1:1なので、鎖骨から足先までを半分にすることで、股の高さが分かります。
ももとふくらはぎの比率も1:1なので、股から足先までを半分にすることで、ひざの高さが分かりますね。
頭身ごとに比率を覚えるのは大変なので、半分に割って全身の比率を取る方法を使ってみてください。
上半身の素体(正面)を描いてみよう
半分にして比率を取る方法を覚えたので、実際に素体を描いていきましょう。
まずは、上半身まで描けるようになることを目標とします。
頭身の補助線が描かれているレイヤーを薄くして、上から素体の上半身を描いていきます。
頭身を使って比率を取るのではなく、半分にする方法で全身の比率を取っていきます。
頭身の補助線は目安として使ってみてください。
①頭の大きさと足先を決める
まずは、頭を描いて、足先の位置を決めます。
②股の位置を決める
首と鎖骨を描きます。
首は長くなりすぎないように注意して、鎖骨は首の下の辺りに描きます。
次に、鎖骨から足先までを半分にしましょう。
半分の位置のままだとバランスが悪いので、半分より少し高い位置を股とします。
③肋骨の位置を決める
鎖骨から股までが上半身です。
次は、上半身の長さを半分にしましょう。
上半身を半分にした位置に肋骨がきます。
④腕の位置を決める
股と同じ高さに手首がきます。
次は、鎖骨から手首までを半分にしましょう。
上腕と前腕の比率は1:1なので、半分にした位置にヒジがきます。
⑤手の位置を決める
先ほどの手順で前腕の長さを出しました。
前腕の半分くらいの大きさで手を描きます。
⑥線をきれいにする
今まで描いてきたレイヤーを薄くして、上からきれいな線で体を描きましょう。
体の比率・位置が下に薄く表示されているので、迷うことなく描くことができます。
何も無いところから、いきなり体を描くのは難しいと思います。
下書きを重ねて描く方法で練習してみてください。
上半身の完成
標準的な体型の上半身が描き終わりました。
ここから素体を削っていったり、筋肉を盛ってみたり、キャラクターに合わせて調整をしてみるのもよいと思います。
人物の正面向きなど、左右対称の絵を描くのが苦手な方は、ペイントソフトの対称定規の機能を使う方法もあります。
対称定規を使うことで、正面向きのバランスを簡単に取ることができます。
他のアングルでも比率は同じ
横・斜め・後ろから体を描く場合でも、全身の比率は変わりません。
半分にして全身の比率を取る方法で、様々なアングルから素体を描いてみましょう!
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パルミーの月謝制講座「身体の描き方講座」では、素体を使った体の比率の取り方を、より詳しく動画で解説しています。
授業では、正面向き以外にも、横・斜め・後ろからの素体の描き方も実演しています。
また、男性と女性の比率の違いや、女性・子供の素体の描き方も解説しています。
様々な体型のキャラクターを、正面・横・斜め・後ろから描けるようになる講座です。
全身の比率の取り方や素体の描き方を覚えて、キャラクターイラストを描いてみてください。
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キャラクターの体がうまく描けない……。
体が描けずにお悩みの方は、人体の「比率」を学んでみるのがオススメです。
人体の比率を覚えると、胴体・腕・脚などのパーツの位置が分かるようになり、キャラクターも描きやすくなります。
今回は、イラストレーターのMRIさんによる、パルミー月謝制講座「身体の描き方講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
簡単に覚えられる人体の比率の取り方や、比率から体を描く手順を見ていきましょう!
体のイラストを描くための基礎知識
素体とは何か?
人物の体を簡易的に描いたものを「素体」と言います。
素体は服を着ていないので、体のデッサンやポーズが確認しやすいです。
イラスト制作では、ラフ・下書きの段階で素体を描きます。
素体を使って体の形やポーズをしっかりと決めてから、服飾やキャラクターの特徴をつけていきましょう。
頭身とは何か?
頭の大きさを基準にして人物の背丈を表現することを、「頭身」と言います。
頭頂から足先までが頭8つ分の長さであれば「8頭身」、頭6つ分の長さであれば「6頭身」といったように表現します。
メリット
・正確に比率が取れる
・分析がしやすい
好きなキャラクターの絵を分析したいときなどには、頭身が役に立ちます。
頭3つ分のところに股下がくる、頭6つ分のところに足先がくる、といったように正確な比率を知ることができます。
デメリット
・描きたい頭身ごとに比率を覚える必要がある
・応用が利きづらい
6頭身のキャラクターでは頭3つ分のところに股下がきてたけど、3頭身の頭3つ分は足先になってしまう……。
頭身によって体のバランスが違うため、頭身ごとに比率を覚える必要が出てきてしまいます。
6頭身の場合、8頭身の場合……など、それぞれの頭身ごとに比率を覚えるのは大変ですね。
次は、頭身を使わずに、簡単に人体の比率を取る方法を見ていきましょう!
全身の比率の取り方
講師のMRIさんが使っている、全身の比率を取る方法をご紹介します。
首から下を基準に半分に割っていくことで、簡単に全身の比率を取ることができます。
①上半身と下半身の比率
まずは、首元の鎖骨から足先までの長さを半分にしてみましょう。
半分の位置のままだと少しバランスが悪いので、緑色の分だけ上に調整します。
上半身と下半身の長さの比率は1:1です。
鎖骨から足先までを半分にして、少し上に調整した位置が、「股」の高さです。
股の高さに「手首」がきていることも覚えておきましょう。
②ももとふくらはぎの比率
先ほどの手順で、股の位置を決めました。
更に、股から足先までの長さを半分にします。
ももとふくらはぎの長さの比率は1:1です。
下半身の長さを半分にした位置が、「ひざ」の高さです。
③上腕と前腕の比率
腕の長さも半分にしてみましょう。
上腕と前腕の長さの比率は1:1です。
腕の長さを半分にした位置が、「ヒジ」にあたります。
④肋骨の比率
素体の胴体に描かれている黒線は、肋骨・お腹・骨盤のエリアを分ける線です。
上半身の長さを更に半分にしてみましょう。
上半身の長さを半分にした位置に、「肋骨」がきます。
他の頭身にも応用できる
半分にして全身の比率を取っていく方法は、他の頭身でも使うことができます。
上半身と下半身の長さの比率は1:1なので、鎖骨から足先までを半分にすることで、股の高さが分かります。
ももとふくらはぎの比率も1:1なので、股から足先までを半分にすることで、ひざの高さが分かりますね。
頭身ごとに比率を覚えるのは大変なので、半分に割って全身の比率を取る方法を使ってみてください。
上半身の素体(正面)を描いてみよう
半分にして比率を取る方法を覚えたので、実際に素体を描いていきましょう。
まずは、上半身まで描けるようになることを目標とします。
頭身の補助線が描かれているレイヤーを薄くして、上から素体の上半身を描いていきます。
頭身を使って比率を取るのではなく、半分にする方法で全身の比率を取っていきます。
頭身の補助線は目安として使ってみてください。
①頭の大きさと足先を決める
まずは、頭を描いて、足先の位置を決めます。
②股の位置を決める
首と鎖骨を描きます。
首は長くなりすぎないように注意して、鎖骨は首の下の辺りに描きます。
次に、鎖骨から足先までを半分にしましょう。
半分の位置のままだとバランスが悪いので、半分より少し高い位置を股とします。
③肋骨の位置を決める
鎖骨から股までが上半身です。
次は、上半身の長さを半分にしましょう。
上半身を半分にした位置に肋骨がきます。
④腕の位置を決める
股と同じ高さに手首がきます。
次は、鎖骨から手首までを半分にしましょう。
上腕と前腕の比率は1:1なので、半分にした位置にヒジがきます。
⑤手の位置を決める
先ほどの手順で前腕の長さを出しました。
前腕の半分くらいの大きさで手を描きます。
⑥線をきれいにする
今まで描いてきたレイヤーを薄くして、上からきれいな線で体を描きましょう。
体の比率・位置が下に薄く表示されているので、迷うことなく描くことができます。
何も無いところから、いきなり体を描くのは難しいと思います。
下書きを重ねて描く方法で練習してみてください。
上半身の完成
標準的な体型の上半身が描き終わりました。
ここから素体を削っていったり、筋肉を盛ってみたり、キャラクターに合わせて調整をしてみるのもよいと思います。
人物の正面向きなど、左右対称の絵を描くのが苦手な方は、ペイントソフトの対称定規の機能を使う方法もあります。
対称定規を使うことで、正面向きのバランスを簡単に取ることができます。
他のアングルでも比率は同じ
横・斜め・後ろから体を描く場合でも、全身の比率は変わりません。
半分にして全身の比率を取る方法で、様々なアングルから素体を描いてみましょう!
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授業では、正面向き以外にも、横・斜め・後ろからの素体の描き方も実演しています。
また、男性と女性の比率の違いや、女性・子供の素体の描き方も解説しています。
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