髪の毛の描き方をイラスト解説。前髪・横髪・後ろ髪の3ブロックに分けよう
キャラクターの髪は、イラストの見栄えを左右する重要なパーツです。
髪をきれいに描くコツを覚えて、キャラクターを魅力的に仕上げてみませんか?
今回は、パルミー月謝制講座「髪の描き方講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
髪を描く前に知っておきたい基礎知識や、髪が描きやすくなるコツを見ていきましょう。
最初に頭のアタリを取ろう
頭のアタリを取るメリット
キャラクターの髪を描く前に、頭のアタリを取っておきましょう。
頭のアタリを取るメリットは2つあります。
- 髪のボリュームを調整しやすい
- つむじの位置を決めやすい
①髪のボリュームを調整しやすい
髪の失敗例
上のイラストは、頭のアタリを描かずに髪を描き、失敗してしまった例です。
キャラクターの頭に対して、髪が膨らみすぎてしまっています。
頭のアタリを取っていないと、髪を描く位置が定まりません。
髪の位置をざっくりと決めてしまった結果、キャラクターの頭が大きくなったり、小さくなったりしがちです。
髪の正しい例
頭の輪郭に沿って髪を描けば、膨らみすぎてしまうこともありません。
服を描く際には、キャラクターの素体を描いてから服を着せる方も多いと思います。
同じ考え方で、髪を描く際も、頭のアタリをしっかり描いてから髪を付け足しましょう。
②つむじの位置を決めやすい
つむじの重要性
つむじの部分は、髪の流れの始点になる重要な位置です。
イラストでは、全ての髪の毛の根元をつむじの位置から考えます。
つむじからの流れを考えることで立体感も生まれ、女性キャラクターのふんわりした髪の印象も出しやすくなります。
つむじの位置が分からない例
つむじは頭の輪郭線上にあります。
頭のアタリがないと、つむじの位置も分かりづらくなってしまいますね。
つむじの位置を決めやすい例
頭の輪郭線を描いていると、つむじの位置が決めやすくなります。
また、頭のアタリを正確に取ると、髪が無い状態でもキャラクターが可愛く見えます。
髪を描く前に、頭のアタリを描いておきましょう。
髪の毛の描き方
①髪の束にデフォルメして描く
人の頭部には、髪の毛が何万本も生えています。
キャラクターイラストでは、髪の毛を1本ずつ描くのではなく、髪の毛を束にデフォルメして描いていきましょう。
今回は、オーソドックスなセミロングの女性キャラクターをモデルにして、髪の描き方を解説しています。
②3つのブロックに分ける
髪は複雑で、どこから描けばよいのか分からない……。
そんなときは、髪の位置でブロック分けをして考えてみましょう。
髪は、前髪・横髪・後ろ髪の3つのブロックに分けることができます。
・前髪(赤のブロック)
・横髪(青のブロック)
・後ろ髪(緑のブロック)
③前髪の描き方
前髪は更にブロック分けをする
まずは、赤いブロックの前髪から見ていきましょう。
前髪には様々な流れの髪の束があります。
前髪を更に細かく分けて、A・B・Cの3つのブロックで考えると分かりやすいです。
・分け目から生えている髪(Aのブロック)
・中央の髪(Bのブロック)
・中央から右に流れる髪(Cのブロック)
髪の毛はつむじから生える
実際の人間の髪の毛は、複数の生え際があります。
イラストではデフォルメをするので、つむじから全ての髪の毛が生えていると考えてみてください。
頭の輪郭線上につむじの位置を取ります。
今回は、耳とこめかみの延長線上につむじを置いています。
つむじから、A・B・Cの髪を生やすイメージで描いていきましょう。
つむじからの流れを意識する
つむじから髪の終点まで、一本の線で繋がっているイメージで描きます。
バラけている毛先も、つむじからの曲線の流れを意識して描きましょう。
毛先が急に出てきたのではなく、根元から流れてきた髪の毛が途中で分かれて毛先になった、と考えてみてください。
④横髪の描き方
横髪はつむじ付近から始まる
横髪は1つのブロックで考えていきます。
前髪と同じように、つむじからの流れを意識しましょう。
横髪を描く際には、つむじの一点から生やすことにこだわりすぎると、違和感が出てしまう場合があります。
つむじの位置を目安に、前髪の根元の周辺など、自然に見える位置を探してみてください。
長い横髪も1本の流れを意識する
横髪は始点から終点までが長いですが、前髪と同じように、根元から毛先まで1本の流れを意識して描いていきます。
横髪は前髪よりも長く、下の方向に落ちていきます。
前髪よりも曲線のカーブを控えめにすると、横髪らしくなります。
リアルさを意識せずに、横髪でキャラクターの特徴を出したい場合は、横髪をあえてカーブさせる手もあります。
⑤後ろ髪の描き方
後ろ髪は頭のシルエットになる
後ろ髪は頭のシルエットにもなる部分です。
髪が膨らんだり狭まったりしないように、頭のアタリを描いてから作画しましょう。
後ろ髪は横髪を重ねたイメージ
後ろ髪の束は、横髪の束に近い形をしています。
横髪を重ねたイメージで後ろ髪を描きましょう。
後ろ髪も、つむじの位置を始点にして描きます。
毛先もつむじからの流れを意識する
つむじがある始点から毛先の終点まで、1本の線をイメージして描いてみてください。
後ろ髪の毛先を分ける際も、つむじから生えている髪が途中で分かれていることを意識します。
輪郭に沿って後ろ髪を垂らす
後ろ髪は、頭の輪郭を無視できない部分です。
後ろ髪の上部は頭の輪郭に沿わせて、先端の方は下に垂らします。
頭の輪郭自体は髪の毛で隠れてしまいますが、輪郭に沿った後ろ髪を描くことで、キャラクターにリアリティが生まれます。
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- 髪型ごとにラフを描いていく実演
- 見栄えのする髪の線画のコツ
- 髪を描くときに失敗しやすい4つのNG例
- 髪型によるキャラクターデザインの解説
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キャラクターの髪は、イラストの見栄えを左右する重要なパーツです。
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今回は、パルミー月謝制講座「髪の描き方講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
髪を描く前に知っておきたい基礎知識や、髪が描きやすくなるコツを見ていきましょう。
最初に頭のアタリを取ろう
頭のアタリを取るメリット
キャラクターの髪を描く前に、頭のアタリを取っておきましょう。
頭のアタリを取るメリットは2つあります。
- 髪のボリュームを調整しやすい
- つむじの位置を決めやすい
①髪のボリュームを調整しやすい
髪の失敗例
上のイラストは、頭のアタリを描かずに髪を描き、失敗してしまった例です。
キャラクターの頭に対して、髪が膨らみすぎてしまっています。
頭のアタリを取っていないと、髪を描く位置が定まりません。
髪の位置をざっくりと決めてしまった結果、キャラクターの頭が大きくなったり、小さくなったりしがちです。
髪の正しい例
頭の輪郭に沿って髪を描けば、膨らみすぎてしまうこともありません。
服を描く際には、キャラクターの素体を描いてから服を着せる方も多いと思います。
同じ考え方で、髪を描く際も、頭のアタリをしっかり描いてから髪を付け足しましょう。
②つむじの位置を決めやすい
つむじの重要性
つむじの部分は、髪の流れの始点になる重要な位置です。
イラストでは、全ての髪の毛の根元をつむじの位置から考えます。
つむじからの流れを考えることで立体感も生まれ、女性キャラクターのふんわりした髪の印象も出しやすくなります。
つむじの位置が分からない例
つむじは頭の輪郭線上にあります。
頭のアタリがないと、つむじの位置も分かりづらくなってしまいますね。
つむじの位置を決めやすい例
頭の輪郭線を描いていると、つむじの位置が決めやすくなります。
また、頭のアタリを正確に取ると、髪が無い状態でもキャラクターが可愛く見えます。
髪を描く前に、頭のアタリを描いておきましょう。
髪の毛の描き方
①髪の束にデフォルメして描く
人の頭部には、髪の毛が何万本も生えています。
キャラクターイラストでは、髪の毛を1本ずつ描くのではなく、髪の毛を束にデフォルメして描いていきましょう。
今回は、オーソドックスなセミロングの女性キャラクターをモデルにして、髪の描き方を解説しています。
②3つのブロックに分ける
髪は複雑で、どこから描けばよいのか分からない……。
そんなときは、髪の位置でブロック分けをして考えてみましょう。
髪は、前髪・横髪・後ろ髪の3つのブロックに分けることができます。
・前髪(赤のブロック)
・横髪(青のブロック)
・後ろ髪(緑のブロック)
③前髪の描き方
前髪は更にブロック分けをする
まずは、赤いブロックの前髪から見ていきましょう。
前髪には様々な流れの髪の束があります。
前髪を更に細かく分けて、A・B・Cの3つのブロックで考えると分かりやすいです。
・分け目から生えている髪(Aのブロック)
・中央の髪(Bのブロック)
・中央から右に流れる髪(Cのブロック)
髪の毛はつむじから生える
実際の人間の髪の毛は、複数の生え際があります。
イラストではデフォルメをするので、つむじから全ての髪の毛が生えていると考えてみてください。
頭の輪郭線上につむじの位置を取ります。
今回は、耳とこめかみの延長線上につむじを置いています。
つむじから、A・B・Cの髪を生やすイメージで描いていきましょう。
つむじからの流れを意識する
つむじから髪の終点まで、一本の線で繋がっているイメージで描きます。
バラけている毛先も、つむじからの曲線の流れを意識して描きましょう。
毛先が急に出てきたのではなく、根元から流れてきた髪の毛が途中で分かれて毛先になった、と考えてみてください。
④横髪の描き方
横髪はつむじ付近から始まる
横髪は1つのブロックで考えていきます。
前髪と同じように、つむじからの流れを意識しましょう。
横髪を描く際には、つむじの一点から生やすことにこだわりすぎると、違和感が出てしまう場合があります。
つむじの位置を目安に、前髪の根元の周辺など、自然に見える位置を探してみてください。
長い横髪も1本の流れを意識する
横髪は始点から終点までが長いですが、前髪と同じように、根元から毛先まで1本の流れを意識して描いていきます。
横髪は前髪よりも長く、下の方向に落ちていきます。
前髪よりも曲線のカーブを控えめにすると、横髪らしくなります。
リアルさを意識せずに、横髪でキャラクターの特徴を出したい場合は、横髪をあえてカーブさせる手もあります。
⑤後ろ髪の描き方
後ろ髪は頭のシルエットになる
後ろ髪は頭のシルエットにもなる部分です。
髪が膨らんだり狭まったりしないように、頭のアタリを描いてから作画しましょう。
後ろ髪は横髪を重ねたイメージ
後ろ髪の束は、横髪の束に近い形をしています。
横髪を重ねたイメージで後ろ髪を描きましょう。
後ろ髪も、つむじの位置を始点にして描きます。
毛先もつむじからの流れを意識する
つむじがある始点から毛先の終点まで、1本の線をイメージして描いてみてください。
後ろ髪の毛先を分ける際も、つむじから生えている髪が途中で分かれていることを意識します。
輪郭に沿って後ろ髪を垂らす
後ろ髪は、頭の輪郭を無視できない部分です。
後ろ髪の上部は頭の輪郭に沿わせて、先端の方は下に垂らします。
頭の輪郭自体は髪の毛で隠れてしまいますが、輪郭に沿った後ろ髪を描くことで、キャラクターにリアリティが生まれます。
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- ショート・ロング・テール系・三つ編みなど、髪型の描き方
- 髪型ごとにラフを描いていく実演
- 見栄えのする髪の線画のコツ
- 髪を描くときに失敗しやすい4つのNG例
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