厚塗りメイキング講座!やり方を学ぼう〜森のイラストを描く〜
厚塗りのイラストは独特の魅力がありますよね!いつか描いてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、そんな厚塗りイラストですが、実際にはどうやって描かれているのでしょうか?
線画を描かない制作方法は、何となく難しそうですよね...
そんな疑問を感じたら、星筒さんの「厚塗りメイキング講座」を見て厚塗りのやり方とコツを学んでいきましょう!
厚塗りのやり方をメイキング形式で学ぶ!
イラストの下地を作る
この講座では「森の図書館」という幻想的なテーマで厚塗りをしていきます。最初に森の中のジメッとした空気感を出すところから始めます。
上から光が差していることを意識しながら、エアブラシで色を重ねていきましょう。この時、画面が単調になってしまわないよう、色味を少し変化させながら塗っていきます。
最初は明るい色から塗り始め、徐々に暗い色を入れていきます。
後で本棚を描くことを念頭に入れ、この段階から仕上がりをイメージしながら作業を進めましょう。
塗り終わったら「素材」パレットからモヤモヤとしたイメージのテクスチャを貼り付けます。
貼り付けたテクスチャはレイヤーを右クリックし、「レイヤーの変換」を実行することにより、編集可能な状態にすることができます。
テクスチャを貼り付けたレイヤーを、合成モード「オーバーレイ」に変更し、不透明度を下げてから下のレイヤーに結合しましょう。
この作業を行うことにより、画面の単調さを更に減らすことができます。
描くモチーフの配置を決める
上から差している光を意識しながら、本棚や木をザックリと描いていきましょう。早い段階から完成図をイメージしながら描くことが大切です。
手前に大きな物を置くようにすると、画面全体に奥行きが出てきます。
厚塗りイラストの描き込み
本を描く
大まかな配置が決まったら本の描写に移ります。
ここで大切なのは、不透明度を下げたブラシを使い、物体の色と下地の色を混ぜながら自然に見える色で描くことです。
例えば赤茶色の本を描く時にハッキリとした色で描いてしまうと、本の色が背景の青がかった黒色から浮いて見えてしまいます。
そうならないよう、青い世界にある物体には青い光が入ることを意識しながら描きましょう。
厚塗りで質感を表現
物の質感は光の当たっている部分と影になっている部分の境目に表れます。
木などのゴツゴツとした素材の物は、この明暗の境目に細かく描き込みを行うとそれらしく見えるようになります。
森の木を描く
パターンブラシの枝葉を使い、葉の茂っている部分を表現します。
光源を意識して明るい色で更に葉を描き込むと、一段と木らしく見えるようになります。
この方法を使ってイラスト内の木を描きましょう。
森に入る光を描く
上から差し込む光を描きます。
新規レイヤーを作成し、合成モードを「加算(発光)」にしましょう。
そして不透明度を下げた大きなブラシを使い、青白い色で上から下に向かって描きましょう。
この光を基準にして、物体の上面に更に細かい描き込みを行います。もう一度新規レイヤーを作成し、合成モードを「加算(発光)」にしましょう。
そして本棚の上面をブラシで塗り、ひときわ光が当たっている様子を表現します。
手前の本にも、光や影の細かい描き込みを行います。
飛び出している本の背表紙にも光が入ります。
自然に見えるよう、エアブラシで明るめの色を乗せて表現します。
本に表紙を描く
手前の本の表紙を描きましょう。
まずは新規レイヤーを作成し、本の表紙に載せたい模様を描きます。
メッシュ変形を使い、描いた模様を本に合わせて変形させましょう。
描き込みを足していく
森っぽさを出すために、スポイトツールで近くの色を拾いながら木の枝につるを描き足します。
画面全体が青いため、対照的にするためにオレンジ色のキノコを描きます。
厚塗りの仕上げと色味の調整
最後に画面全体の明暗を調整します。
まず、森の中にキノコがあるので、胞子が飛んでいる様子を描写しましょう。
手前を中心に丸い光を散らし、柔らかい空気感を表現します。
次に、エアブラシを使って画面全体の色味を調整します。手前の彩度を高めにすることを意識しながら行います。
他にも気になる部分があれば細かく調整を行い、完成です。
以上で「厚塗りのメイキング講座」は終了です。
動画講座では実際にイラストを描いていきながら解説を行っていますので、記事よりも更に理解しやすくなっています。ぜひチェックしてみてくださいね!
イラレポ
投稿完了
厚塗りのイラストは独特の魅力がありますよね!いつか描いてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、そんな厚塗りイラストですが、実際にはどうやって描かれているのでしょうか?
線画を描かない制作方法は、何となく難しそうですよね...
そんな疑問を感じたら、星筒さんの「厚塗りメイキング講座」を見て厚塗りのやり方とコツを学んでいきましょう!
厚塗りのやり方をメイキング形式で学ぶ!
イラストの下地を作る
この講座では「森の図書館」という幻想的なテーマで厚塗りをしていきます。最初に森の中のジメッとした空気感を出すところから始めます。
上から光が差していることを意識しながら、エアブラシで色を重ねていきましょう。この時、画面が単調になってしまわないよう、色味を少し変化させながら塗っていきます。
最初は明るい色から塗り始め、徐々に暗い色を入れていきます。
後で本棚を描くことを念頭に入れ、この段階から仕上がりをイメージしながら作業を進めましょう。
塗り終わったら「素材」パレットからモヤモヤとしたイメージのテクスチャを貼り付けます。
貼り付けたテクスチャはレイヤーを右クリックし、「レイヤーの変換」を実行することにより、編集可能な状態にすることができます。
テクスチャを貼り付けたレイヤーを、合成モード「オーバーレイ」に変更し、不透明度を下げてから下のレイヤーに結合しましょう。
この作業を行うことにより、画面の単調さを更に減らすことができます。
描くモチーフの配置を決める
上から差している光を意識しながら、本棚や木をザックリと描いていきましょう。早い段階から完成図をイメージしながら描くことが大切です。
手前に大きな物を置くようにすると、画面全体に奥行きが出てきます。
厚塗りイラストの描き込み
本を描く
大まかな配置が決まったら本の描写に移ります。
ここで大切なのは、不透明度を下げたブラシを使い、物体の色と下地の色を混ぜながら自然に見える色で描くことです。
例えば赤茶色の本を描く時にハッキリとした色で描いてしまうと、本の色が背景の青がかった黒色から浮いて見えてしまいます。
そうならないよう、青い世界にある物体には青い光が入ることを意識しながら描きましょう。
厚塗りで質感を表現
物の質感は光の当たっている部分と影になっている部分の境目に表れます。
木などのゴツゴツとした素材の物は、この明暗の境目に細かく描き込みを行うとそれらしく見えるようになります。
森の木を描く
パターンブラシの枝葉を使い、葉の茂っている部分を表現します。
光源を意識して明るい色で更に葉を描き込むと、一段と木らしく見えるようになります。
この方法を使ってイラスト内の木を描きましょう。
森に入る光を描く
上から差し込む光を描きます。
新規レイヤーを作成し、合成モードを「加算(発光)」にしましょう。
そして不透明度を下げた大きなブラシを使い、青白い色で上から下に向かって描きましょう。
この光を基準にして、物体の上面に更に細かい描き込みを行います。もう一度新規レイヤーを作成し、合成モードを「加算(発光)」にしましょう。
そして本棚の上面をブラシで塗り、ひときわ光が当たっている様子を表現します。
手前の本にも、光や影の細かい描き込みを行います。
飛び出している本の背表紙にも光が入ります。
自然に見えるよう、エアブラシで明るめの色を乗せて表現します。
本に表紙を描く
手前の本の表紙を描きましょう。
まずは新規レイヤーを作成し、本の表紙に載せたい模様を描きます。
メッシュ変形を使い、描いた模様を本に合わせて変形させましょう。
描き込みを足していく
森っぽさを出すために、スポイトツールで近くの色を拾いながら木の枝につるを描き足します。
画面全体が青いため、対照的にするためにオレンジ色のキノコを描きます。
厚塗りの仕上げと色味の調整
最後に画面全体の明暗を調整します。
まず、森の中にキノコがあるので、胞子が飛んでいる様子を描写しましょう。
手前を中心に丸い光を散らし、柔らかい空気感を表現します。
次に、エアブラシを使って画面全体の色味を調整します。手前の彩度を高めにすることを意識しながら行います。
他にも気になる部分があれば細かく調整を行い、完成です。
以上で「厚塗りのメイキング講座」は終了です。
動画講座では実際にイラストを描いていきながら解説を行っていますので、記事よりも更に理解しやすくなっています。ぜひチェックしてみてくださいね!
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投稿完了
星筒
皆様、pixivで厚塗りイラストをやっております星筒-HOSITUTTUといいます。 ダークな雰囲気のイラストを得意としておりますが、 日々女の子の顔を可愛く描くためニヤニヤしながら研究しております。 ようやく厚塗りにも慣れたので、もっと早く自分の完成が出せるよう頑張っていきたいと思います。