首と肩の描き方。斜めからのアングルでイラスト解説
顔の近くにある「首」と「肩」は、イラストでも描くことの多いパーツです。
首・肩周りの描き方を覚えて、自然なポーズのキャラクターイラストに仕上げましょう。
今回は、パルミー月謝制講座「イラストに活かす解剖学講座【首・肩編】」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
首と肩の間違いやすいポイントや、筋肉を意識した描き方を解説しています。
首と肩の描き方
首と肩は可動域が広く、ポーズによって様々な動きをします。
首と肩周りが不安な方は、集中的に勉強をして克服しましょう。
首・肩の悪い例と良い例
肩周りで失敗しやすい5つのポイントを挙げています。
悪い例はどこが間違っているのか、正しく描かれている良い例と見比べてみましょう。
1.首の筋は耳の後ろに向かう
左側は、首の筋のラインを適当に描いてしまっています。
右側が正しい首の筋です。
首の筋は、鎖骨の端から耳の後ろに向かうように描いてみてください。
この首の筋のことを「胸鎖乳突筋」と呼びます。
2.鎖骨は肩のラインに繋がる
左側の悪い例は、鎖骨がひらがなの「へ」のような形になっています。
鎖骨のラインも肩へ繋がっていません。
正しくは右側のように、肩の盛り上がりに繋がるように鎖骨を描きましょう。
3.肩のパーツをしっかり描く
左側は、肩の筋肉の盛り上がりが感じられず、肩が無くなっているようにも見えます。
右側のように、首~肩のシルエットの凹凸や、肩の筋肉の厚みをしっかり取ってみてください。
肩の筋肉のことを「三角筋」と呼びます。
4.腋は胴体のラインに繋がる
左側の悪い例は、腋と胴体のラインがズレてしまっています。
右側のように、腋と胴体のラインを捉えてから、胸を乗せるように描いてみましょう。
5.背中のラインはS字
左側は背中のラインが直線になっています。
正しくは右側のように、背中のラインは緩やかなS字を意識します。
S字のラインは、肩の辺りから伸ばしてくるように描いてみてください。
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次は、腕を広げたポーズと腕を上げたポーズを見ていきましょう。
ポイントは、「鎖骨・三角筋・胸」の3点セットです。
この3つの部位に注目しながら、肩の構造を理解してみてください。
腕を広げたポーズ
肩の断面を捉える
腕を広げているポーズは、肩の断面を円形で捉えてみてください。
断面を捉えることで、肩~腕の立体感が分かりやすくなります。
鎖骨と胸のラインが、肩の三角筋に繋がっていることも忘れないようにしましょう。
胴体の側面を意識する
斜めからのアングルなので、胴体の側面も見えています。
解説図の斜線の領域を意識して、胴体の側面の厚みを描きましょう。
胴体の側面のラインは、肩の辺りから伸びています。
腕を上げたポーズ
三角筋の位置を意識する
斜線で描かれている箇所は、肩の三角筋の正面側です。
腕を上げる動作のときも、三角筋を見失わないようにしましょう。
鎖骨と胸のラインは肩に繋がる
腕を上げた場合も、鎖骨と胸のラインは肩の三角筋に繋がります。
持ち上がっている三角筋から、繋げるように鎖骨と胸のラインを描いてみてください。
背中の構造
後ろからのアングルで肩周りを描く場合、「僧帽筋」の理解が大切です。
解説図の斜線の領域が僧帽筋で、首と肩を繋ぐ役割をしています。
僧帽筋を目立たせると、筋肉質なキャラクターに見えます。
女性キャラクターを描くときは、僧帽筋を盛りすぎないように注意しましょう。
腕を下ろすポーズ
僧帽筋は首の後ろについている
僧帽筋は、首の後ろから肩へと伸びています。
後ろからのアングルだと、首のラインは僧帽筋で隠れます。
首と僧帽筋の前後関係に注意してみてください。
僧帽筋・三角筋があることを意識する
首から肩へと向かう僧帽筋は、端の辺りで三角筋の下側のラインと重なります。
二つの筋肉があることを意識して、肩のシルエットの凹凸を描いてみましょう。
腕を上げるポーズ
後ろから見ると、僧帽筋が少し手前に見える
腕を上げて肩をやや前に出しているときには、僧帽筋の奥に三角筋が見えます。
解説図の赤丸のように、僧帽筋が三角筋よりも少し手前にあることが分かる線を描いてみてください。
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- 首・肩の筋肉の図解
- 首・肩の構造や描き方
- 俯瞰から見た肩の描き方
- 横から見た肩の描き方
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首と肩の描き方
首と肩は可動域が広く、ポーズによって様々な動きをします。
首と肩周りが不安な方は、集中的に勉強をして克服しましょう。
首・肩の悪い例と良い例
肩周りで失敗しやすい5つのポイントを挙げています。
悪い例はどこが間違っているのか、正しく描かれている良い例と見比べてみましょう。
1.首の筋は耳の後ろに向かう
左側は、首の筋のラインを適当に描いてしまっています。
右側が正しい首の筋です。
首の筋は、鎖骨の端から耳の後ろに向かうように描いてみてください。
この首の筋のことを「胸鎖乳突筋」と呼びます。
2.鎖骨は肩のラインに繋がる
左側の悪い例は、鎖骨がひらがなの「へ」のような形になっています。
鎖骨のラインも肩へ繋がっていません。
正しくは右側のように、肩の盛り上がりに繋がるように鎖骨を描きましょう。
3.肩のパーツをしっかり描く
左側は、肩の筋肉の盛り上がりが感じられず、肩が無くなっているようにも見えます。
右側のように、首~肩のシルエットの凹凸や、肩の筋肉の厚みをしっかり取ってみてください。
肩の筋肉のことを「三角筋」と呼びます。
4.腋は胴体のラインに繋がる
左側の悪い例は、腋と胴体のラインがズレてしまっています。
右側のように、腋と胴体のラインを捉えてから、胸を乗せるように描いてみましょう。
5.背中のラインはS字
左側は背中のラインが直線になっています。
正しくは右側のように、背中のラインは緩やかなS字を意識します。
S字のラインは、肩の辺りから伸ばしてくるように描いてみてください。
肩の構造
次は、腕を広げたポーズと腕を上げたポーズを見ていきましょう。
ポイントは、「鎖骨・三角筋・胸」の3点セットです。
この3つの部位に注目しながら、肩の構造を理解してみてください。
腕を広げたポーズ
肩の断面を捉える
腕を広げているポーズは、肩の断面を円形で捉えてみてください。
断面を捉えることで、肩~腕の立体感が分かりやすくなります。
鎖骨と胸のラインが、肩の三角筋に繋がっていることも忘れないようにしましょう。
胴体の側面を意識する
斜めからのアングルなので、胴体の側面も見えています。
解説図の斜線の領域を意識して、胴体の側面の厚みを描きましょう。
胴体の側面のラインは、肩の辺りから伸びています。
腕を上げたポーズ
三角筋の位置を意識する
斜線で描かれている箇所は、肩の三角筋の正面側です。
腕を上げる動作のときも、三角筋を見失わないようにしましょう。
鎖骨と胸のラインは肩に繋がる
腕を上げた場合も、鎖骨と胸のラインは肩の三角筋に繋がります。
持ち上がっている三角筋から、繋げるように鎖骨と胸のラインを描いてみてください。
背中の構造
後ろからのアングルで肩周りを描く場合、「僧帽筋」の理解が大切です。
解説図の斜線の領域が僧帽筋で、首と肩を繋ぐ役割をしています。
僧帽筋を目立たせると、筋肉質なキャラクターに見えます。
女性キャラクターを描くときは、僧帽筋を盛りすぎないように注意しましょう。
腕を下ろすポーズ
僧帽筋は首の後ろについている
僧帽筋は、首の後ろから肩へと伸びています。
後ろからのアングルだと、首のラインは僧帽筋で隠れます。
首と僧帽筋の前後関係に注意してみてください。
僧帽筋・三角筋があることを意識する
首から肩へと向かう僧帽筋は、端の辺りで三角筋の下側のラインと重なります。
二つの筋肉があることを意識して、肩のシルエットの凹凸を描いてみましょう。
腕を上げるポーズ
後ろから見ると、僧帽筋が少し手前に見える
腕を上げて肩をやや前に出しているときには、僧帽筋の奥に三角筋が見えます。
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- 首・肩の筋肉の図解
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