pen-iconpen-iconドレスの描き方をポイント解説。お姫様キャラクターにオススメ

華やかなドレスを着たキャラクターを描いてみたい。
ドレスの形や描き方のポイントはあるのかな?

今回は、マンガ家の花園あずき先生による、パルミー月謝制講座「創作者の為のドレス解説講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
ドレスの種類や基礎知識、ドレスの描き方を解説しています。

ドレスの基礎知識

ドレスの歴史

ドレスの基本

中世から現代まで、ドレスは上半身を絞ってスカートが広がったものが多く着用されてきました。
襟・袖・裾といったパーツには、宝石などの装飾も多く施されています。

中世では、貴族や豪族が高い身分を表現するためにドレスを着ていました。
現代では、パーティーや式の晴れ着として、ドレスが着用されています。

ドレスの形と名称

ドレスの形と名称

現代ドレスの6種類のシルエットを紹介しています。
特にウェディングドレスでよく見かける形です。

Aライン

アルファベットの「A」の文字のように、スカートのラインが真っすぐ伸びているドレスです。

ミニドレス

脚が隠れていない丈の短いドレスです。

エンパイアライン

スカートのラインが派手に広がっておらず、ナチュラルな印象です。

プリンセスライン

スカートのシルエットが丸みを帯びて広がっているドレスです。

マーメイドライン

大腿の部分がタイトで、体にフィットしているシルエットが特徴です。

スレンダーライン

他のドレスとは違ってウエストを締めず、布を自然に流しているラインです。

ドレスの装飾

ドレスの装飾

ドレスの特徴的な装飾を紹介しています。

・素材(絹、毛皮)
・フリル
・レース
・刺繍
・リボン
・宝石

ドレスには、高級品の絹や質の良い毛皮などが素材として使われていました。

ドレスの装飾には、フリル・レース・リボン・宝石でアクセントをつけてみましょう。
袖口などには刺繍で柄を入れると個性を出せます。

ドレスらしく見せるコツ

ドレスらしく見せるコツ

ドレスを描き慣れていない方は、ドレスのスカートを大きく描いてみてください。
スカートが大きいと、シルエットを見ただけでドレスだと認識しやすく、伝わりやすいイラストになります。

非日常的に見えるぐらい、思いっきりスカートを広げましょう。

ドレスらしく見せるコツ2

ドレスのイラストでは、絵の主役であるキャラクターの装飾も大事です。
顔周りの装飾を盛っておくと、イラストを見た人の視線がキャラクターの顔に集まりやすくなります。

解説イラストでは、キャラクターの顔周りにティアラや花の飾りをつけています。

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ドレスの描き方

①ドレスのコンセプト・下書き

素体のドレス

素体のドレスから、装飾をつけて色塗りをして仕上げていきます。
今回のメイキングでは、主にカスタムブラシなどの素材を活用して装飾を描いています。

コンセプトをメモしておく

コンセプトをメモしておく

ドレスのコンセプトを意識しながらイラスト制作をすることで、デザインがブレにくくなります。

今回のドレスは、主人公・令嬢風がコンセプトです。
主人公・令嬢のコンセプトに合わせて、可愛さ・素朴さ・清潔さ・豪華さといった形容する言葉や、それに対応する配色を考えています。

下書きのときにデザインを考えておく

下書き

ドレスは装飾の数も多いので、下書きのときに色やデザインを考えておくのがオススメです。
リボン・フリル・バラの花飾りといった装飾を、全体に盛り込んでいます。

②ドレスのシルエットを描く

スカートを描く

スカートの広がりを大きく描く

スカートの広がりを上に跳ねるように大きく描きましょう。
ドレスのシルエットが丸く柔らかい形になるように意識しています。

色を塗る

ドレスの表面は薄い黄色で塗り、裏地は薄い水色で塗っています。

パフスリーブを描く

パフスリーブ

袖にパフスリーブを描いてアクセントを出します。
パフスリーブのシルエットのラインは、広がっているスカートの曲線と合わせています。

③ドレスの装飾を描く

カスタムブラシを使用する

カスタムブラシを使用する

今回のメイキングでは、カスタムブラシを使ってフリルやリボンなどの装飾を描いていきます。

カスタムブラシのメリット
・少ない手数で情報量が上がる
・塗り分けの手間が減る

カスタムブラシのデメリット
・線の太さなど、細部で統一感を出しにくい
・パースの変形作業が多い

解説図では、花園あずき先生が自作されたフリルブラシを使っています。
CLIP STUDIO ASSETSでもドレスの装飾用のブラシがダウンロードできるので、ぜひ利用してみてください。

ゆがみツール、メッシュ変形を併用する

ゆがみツールを併用する

カスタムブラシでフリルを描いた後、必要であればゆがみツールやメッシュ変形を使ってフリルの形を調整します。

ゆがみツールは使いすぎるとフリルがガタついてしまうので、少ないストロークで整えるのがポイントです。

端の方のフリルは奥まって見えるので、間隔が狭くなります。
メッシュ変形で形を合わせながらフリルを配置します。

全身のフリルを描く

全身のフリルを描く

ドレスのパーツに合わせてカスタムブラシの大きさを変えながら、フリルの装飾を加えます。

装飾を重ねて華やかに見せる

リボンなどの装飾を加える

更にフリルを追加して、首周りの装飾やリボンも加えます。

色違いのフリルが二段になっていたり、フリルの上にはリボンの装飾があったり、装飾の重なりを意識して置いています。
一つ一つはシンプルな素材でも、重ねて配置することで豪華に見せることができます。

全身の装飾を描く

全身の装飾を描く

バラの花飾りやパールの装飾なども加えて、更に華やかなドレスにしました。

④ドレスに陰影をつける

装飾の主線を目立たせる

装飾の主線を目立たせる

カスタムブラシで装飾を配置したので、主線が薄い箇所があります。
バラの花飾りの周りを濃い色でフチ取り、主線を目立たせて立体感をハッキリさせます。

落ち影を塗って立体感を出す

落ち影を塗る

装飾を描いたレイヤーは一つのフォルダーにまとめます。
次に、新規レイヤーを作成して、装飾のフォルダーにクリッピングをします。
新規レイヤーの合成モードを乗算に設定して、ドレスや装飾に陰影をつけていきます。

装飾の数も多いので、落ち影を描いて前後関係をハッキリさせましょう。
立体感が出て、素材を貼り付けた感じもなくなります。

装飾の陰影を塗る

装飾の陰影

フリルやリボンにも陰影を塗ります。
フリルはひだの部分に最も暗い影ができるので、ひだに沿ってハッキリと影を塗ります。

個々に色を変えたい装飾がある場合は、合成モードを設定した別レイヤーを作って色を乗せます。

仕上げをしてドレスの完成

ドレスの完成

合成モードの比較(明)を使って、全体に水色を乗せます。
比較(明)は暗い箇所に色が乗りやすく、主線のような暗い部分を中心に色変えすることができます。

全体の色もまとまり、主人公・令嬢風の雰囲気が感じられるキャラクターイラストに仕上がりました。

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ドレスの形や描き方のポイントはあるのかな?

今回は、マンガ家の花園あずき先生による、パルミー月謝制講座「創作者の為のドレス解説講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
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ドレスの基礎知識

ドレスの歴史

ドレスの基本

中世から現代まで、ドレスは上半身を絞ってスカートが広がったものが多く着用されてきました。
襟・袖・裾といったパーツには、宝石などの装飾も多く施されています。

中世では、貴族や豪族が高い身分を表現するためにドレスを着ていました。
現代では、パーティーや式の晴れ着として、ドレスが着用されています。

ドレスの形と名称

ドレスの形と名称

現代ドレスの6種類のシルエットを紹介しています。
特にウェディングドレスでよく見かける形です。

Aライン

アルファベットの「A」の文字のように、スカートのラインが真っすぐ伸びているドレスです。

ミニドレス

脚が隠れていない丈の短いドレスです。

エンパイアライン

スカートのラインが派手に広がっておらず、ナチュラルな印象です。

プリンセスライン

スカートのシルエットが丸みを帯びて広がっているドレスです。

マーメイドライン

大腿の部分がタイトで、体にフィットしているシルエットが特徴です。

スレンダーライン

他のドレスとは違ってウエストを締めず、布を自然に流しているラインです。

ドレスの装飾

ドレスの装飾

ドレスの特徴的な装飾を紹介しています。

・素材(絹、毛皮)
・フリル
・レース
・刺繍
・リボン
・宝石

ドレスには、高級品の絹や質の良い毛皮などが素材として使われていました。

ドレスの装飾には、フリル・レース・リボン・宝石でアクセントをつけてみましょう。
袖口などには刺繍で柄を入れると個性を出せます。

ドレスらしく見せるコツ

ドレスらしく見せるコツ

ドレスを描き慣れていない方は、ドレスのスカートを大きく描いてみてください。
スカートが大きいと、シルエットを見ただけでドレスだと認識しやすく、伝わりやすいイラストになります。

非日常的に見えるぐらい、思いっきりスカートを広げましょう。

ドレスらしく見せるコツ2

ドレスのイラストでは、絵の主役であるキャラクターの装飾も大事です。
顔周りの装飾を盛っておくと、イラストを見た人の視線がキャラクターの顔に集まりやすくなります。

解説イラストでは、キャラクターの顔周りにティアラや花の飾りをつけています。

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ドレスの描き方

①ドレスのコンセプト・下書き

素体のドレス

素体のドレスから、装飾をつけて色塗りをして仕上げていきます。
今回のメイキングでは、主にカスタムブラシなどの素材を活用して装飾を描いています。

コンセプトをメモしておく

コンセプトをメモしておく

ドレスのコンセプトを意識しながらイラスト制作をすることで、デザインがブレにくくなります。

今回のドレスは、主人公・令嬢風がコンセプトです。
主人公・令嬢のコンセプトに合わせて、可愛さ・素朴さ・清潔さ・豪華さといった形容する言葉や、それに対応する配色を考えています。

下書きのときにデザインを考えておく

下書き

ドレスは装飾の数も多いので、下書きのときに色やデザインを考えておくのがオススメです。
リボン・フリル・バラの花飾りといった装飾を、全体に盛り込んでいます。

②ドレスのシルエットを描く

スカートを描く

スカートの広がりを大きく描く

スカートの広がりを上に跳ねるように大きく描きましょう。
ドレスのシルエットが丸く柔らかい形になるように意識しています。

色を塗る

ドレスの表面は薄い黄色で塗り、裏地は薄い水色で塗っています。

パフスリーブを描く

パフスリーブ

袖にパフスリーブを描いてアクセントを出します。
パフスリーブのシルエットのラインは、広がっているスカートの曲線と合わせています。

③ドレスの装飾を描く

カスタムブラシを使用する

カスタムブラシを使用する

今回のメイキングでは、カスタムブラシを使ってフリルやリボンなどの装飾を描いていきます。

カスタムブラシのメリット
・少ない手数で情報量が上がる
・塗り分けの手間が減る

カスタムブラシのデメリット
・線の太さなど、細部で統一感を出しにくい
・パースの変形作業が多い

解説図では、花園あずき先生が自作されたフリルブラシを使っています。
CLIP STUDIO ASSETSでもドレスの装飾用のブラシがダウンロードできるので、ぜひ利用してみてください。

ゆがみツール、メッシュ変形を併用する

ゆがみツールを併用する

カスタムブラシでフリルを描いた後、必要であればゆがみツールやメッシュ変形を使ってフリルの形を調整します。

ゆがみツールは使いすぎるとフリルがガタついてしまうので、少ないストロークで整えるのがポイントです。

端の方のフリルは奥まって見えるので、間隔が狭くなります。
メッシュ変形で形を合わせながらフリルを配置します。

全身のフリルを描く

全身のフリルを描く

ドレスのパーツに合わせてカスタムブラシの大きさを変えながら、フリルの装飾を加えます。

装飾を重ねて華やかに見せる

リボンなどの装飾を加える

更にフリルを追加して、首周りの装飾やリボンも加えます。

色違いのフリルが二段になっていたり、フリルの上にはリボンの装飾があったり、装飾の重なりを意識して置いています。
一つ一つはシンプルな素材でも、重ねて配置することで豪華に見せることができます。

全身の装飾を描く

全身の装飾を描く

バラの花飾りやパールの装飾なども加えて、更に華やかなドレスにしました。

④ドレスに陰影をつける

装飾の主線を目立たせる

装飾の主線を目立たせる

カスタムブラシで装飾を配置したので、主線が薄い箇所があります。
バラの花飾りの周りを濃い色でフチ取り、主線を目立たせて立体感をハッキリさせます。

落ち影を塗って立体感を出す

落ち影を塗る

装飾を描いたレイヤーは一つのフォルダーにまとめます。
次に、新規レイヤーを作成して、装飾のフォルダーにクリッピングをします。
新規レイヤーの合成モードを乗算に設定して、ドレスや装飾に陰影をつけていきます。

装飾の数も多いので、落ち影を描いて前後関係をハッキリさせましょう。
立体感が出て、素材を貼り付けた感じもなくなります。

装飾の陰影を塗る

装飾の陰影

フリルやリボンにも陰影を塗ります。
フリルはひだの部分に最も暗い影ができるので、ひだに沿ってハッキリと影を塗ります。

個々に色を変えたい装飾がある場合は、合成モードを設定した別レイヤーを作って色を乗せます。

仕上げをしてドレスの完成

ドレスの完成

合成モードの比較(明)を使って、全体に水色を乗せます。
比較(明)は暗い箇所に色が乗りやすく、主線のような暗い部分を中心に色変えすることができます。

全体の色もまとまり、主人公・令嬢風の雰囲気が感じられるキャラクターイラストに仕上がりました。

「創作者の為のドレス解説講座」をもっと詳しく動画で解説!7日間の無料お試しで視聴しよう!

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創作者の為のドレス解説講座

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