迫力のあるイラストの描き方!躍動感を出してカッコいい絵にしよう
キャラクターの迫力を出したいけれど、どうすればよいのだろう?
体の一部を誇張して、インパクトのあるイラストに仕上げてみましょう。
今回は、パルミー月謝制講座「オーバーパースイラスト講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
迫力のあるイラストの描き方を見ていきましょう。
迫力のあるイラストの描き方
迫力を感じるイラストにするためには?
迫力を出すためには、「誇張された極端な遠近法」を使ってキャラクターを描いてみましょう。
遠近法で体のパーツを強調することにより、絵がダイナミックに感じられて臨場感が出ます。
遠近法による強調は、アクションシーンなどに向いています。
迫力のあるイラストにするためのコツ
構図の例
体のパーツを遠近法で強調した、3つの構図の例を載せています。
拳・足・武器をカメラの方向に突き出しているポーズで、それぞれのパーツは誇張されて大きく描かれています。
画面に迫力を出しながら、何を見せたいのかがハッキリしている構図になっています。
何か見せたいモノが一つあるときは、遠近法で強調してみるのもオススメです。
見せたいパーツの面積を考える
最も見せたいパーツを赤色で塗り、それ以外の部分を青色で塗っています。
見せたいパーツ(赤色)とそれ以外の部分(青色)の面積が1:1になるようにすると、まとまりが良くなります。
この比率はあくまで目安で、構図を考えるときの一つの指標にしてみてください。
迫力を出したい場合は「広角」
カメラレンズには広角・標準・望遠と種類があり、それぞれのレンズで撮影できる範囲が変わってきます。
イラストの画面も、カメラレンズと同じ考え方ができます。
解説図では、広角・標準・望遠の3つの見え方の違いを描いています。
全て同じポーズで、同じ場所を描いた絵です。
広角
・手前の物はとても大きく、奥の物はとても小さくなる
・空間に広がりが出る
標準
・人間の目からの見え方に近い
望遠
・手前と奥の物の大小の差が出づらくなる
・空間が平面的になる
画面に迫力を出したいときは、望遠レンズで写したような画面は避けて、広角レンズで写したような画面を目指しましょう。
広角で写した写真を参考にしてみるのもオススメです。
つまづきやすいポイントの例
迫力のある絵にするためにパーツを大きくしてみたけど、何か違和感を感じる……。
つまづきやすい3つのポイントを紹介しています。
つまづき例1.〇〇だけ大きくなっている
この絵では、手は広角で描かれていますが、体は望遠で見たように平面的になっています。
手だけを広角で描くのではなく、手以外の部分もある程度は広角として描く必要があります。
つまづき例2.〇〇だけ長い
距離感を誤って腕だけ長くなっています。
手を前に突き出しているポーズなので、前方から見ていることも意識する必要があります。
つまづき例3.接続部分が分からない。
腕が描かれていないため、手と胴体が離れているように見えます。
手を前に出しているポーズは、手と胴体を繋いでいる腕も描いた方が伝わりやすい絵になります。
正しい例
3つのつまづきやすいポイントを踏まえて、修正した作例です。
この作例は、以下の点を意識して描かれています。
・接続しているパーツや体のつなぎ目を見せる
・体にも奥行きを出す
・各パーツの大きさに気をつける
胴体は平面的に描くのではなく、パースをつけると奥行きが感じられます。
作例では、伸ばしている手から肩に向かって、左下に下がるパースがついています。
このパース線に合わせて、胴体の肩のラインも左下に下がるように描いています。
腰のラインは、左上に上がるパースに沿わせています。
胴体の側面には肩があります。
肩を前に出してその延長線上に腕を出すと、奥行きが感じられる絵になります。
オーバーパースの素体の作例
肉付けされた素体で迫力を出してみると、解説イラストのようになります。
パースが利いて広角の見え方になっており、特に手の部分が大きく誇張されています。
この素体では、見せいたいパーツ(手)とそれ以外のパーツ(頭部+胴体)で、面積が同じくらいになるようにパーツの大きさを決めています。
迫力のある画面にするには、絵の中の「流れ」を考えることも大切です。
最初に目に入りやすいのは、大きく誇張されている手のパーツです。
更に、手から腕を伝うように視線が左側へと向かい、斜めに傾いている頭部・胴体へと流れます。
絵の中に自然な流れを作ることで、見やすくて分かりやすい構図になります。
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パルミーの月謝制講座「オーバーパースイラスト講座」では、迫力のあるイラストの描き方を、より詳しく動画で解説しています。
- 画角(広角・望遠)の種類と効果
- オーバーパースの描き方のコツ
- つまづきポイントと正しい描き方
- 素材パーツから作るオーバーパース
- 作例イラストの解説
体の一部を誇張して見せることにより、キャラクターの迫力も格段に上がります。
オーバーパースの描き方を学んで、インパクトのある絵に仕上げてみてください。
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キャラクターの迫力を出したいけれど、どうすればよいのだろう?
体の一部を誇張して、インパクトのあるイラストに仕上げてみましょう。
今回は、パルミー月謝制講座「オーバーパースイラスト講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
迫力のあるイラストの描き方を見ていきましょう。
迫力のあるイラストの描き方
迫力を感じるイラストにするためには?
迫力を出すためには、「誇張された極端な遠近法」を使ってキャラクターを描いてみましょう。
遠近法で体のパーツを強調することにより、絵がダイナミックに感じられて臨場感が出ます。
遠近法による強調は、アクションシーンなどに向いています。
迫力のあるイラストにするためのコツ
構図の例
体のパーツを遠近法で強調した、3つの構図の例を載せています。
拳・足・武器をカメラの方向に突き出しているポーズで、それぞれのパーツは誇張されて大きく描かれています。
画面に迫力を出しながら、何を見せたいのかがハッキリしている構図になっています。
何か見せたいモノが一つあるときは、遠近法で強調してみるのもオススメです。
見せたいパーツの面積を考える
最も見せたいパーツを赤色で塗り、それ以外の部分を青色で塗っています。
見せたいパーツ(赤色)とそれ以外の部分(青色)の面積が1:1になるようにすると、まとまりが良くなります。
この比率はあくまで目安で、構図を考えるときの一つの指標にしてみてください。
迫力を出したい場合は「広角」
カメラレンズには広角・標準・望遠と種類があり、それぞれのレンズで撮影できる範囲が変わってきます。
イラストの画面も、カメラレンズと同じ考え方ができます。
解説図では、広角・標準・望遠の3つの見え方の違いを描いています。
全て同じポーズで、同じ場所を描いた絵です。
広角
・手前の物はとても大きく、奥の物はとても小さくなる
・空間に広がりが出る
標準
・人間の目からの見え方に近い
望遠
・手前と奥の物の大小の差が出づらくなる
・空間が平面的になる
画面に迫力を出したいときは、望遠レンズで写したような画面は避けて、広角レンズで写したような画面を目指しましょう。
広角で写した写真を参考にしてみるのもオススメです。
つまづきやすいポイントの例
迫力のある絵にするためにパーツを大きくしてみたけど、何か違和感を感じる……。
つまづきやすい3つのポイントを紹介しています。
つまづき例1.〇〇だけ大きくなっている
この絵では、手は広角で描かれていますが、体は望遠で見たように平面的になっています。
手だけを広角で描くのではなく、手以外の部分もある程度は広角として描く必要があります。
つまづき例2.〇〇だけ長い
距離感を誤って腕だけ長くなっています。
手を前に突き出しているポーズなので、前方から見ていることも意識する必要があります。
つまづき例3.接続部分が分からない。
腕が描かれていないため、手と胴体が離れているように見えます。
手を前に出しているポーズは、手と胴体を繋いでいる腕も描いた方が伝わりやすい絵になります。
正しい例
3つのつまづきやすいポイントを踏まえて、修正した作例です。
この作例は、以下の点を意識して描かれています。
・接続しているパーツや体のつなぎ目を見せる
・体にも奥行きを出す
・各パーツの大きさに気をつける
胴体は平面的に描くのではなく、パースをつけると奥行きが感じられます。
作例では、伸ばしている手から肩に向かって、左下に下がるパースがついています。
このパース線に合わせて、胴体の肩のラインも左下に下がるように描いています。
腰のラインは、左上に上がるパースに沿わせています。
胴体の側面には肩があります。
肩を前に出してその延長線上に腕を出すと、奥行きが感じられる絵になります。
オーバーパースの素体の作例
肉付けされた素体で迫力を出してみると、解説イラストのようになります。
パースが利いて広角の見え方になっており、特に手の部分が大きく誇張されています。
この素体では、見せいたいパーツ(手)とそれ以外のパーツ(頭部+胴体)で、面積が同じくらいになるようにパーツの大きさを決めています。
迫力のある画面にするには、絵の中の「流れ」を考えることも大切です。
最初に目に入りやすいのは、大きく誇張されている手のパーツです。
更に、手から腕を伝うように視線が左側へと向かい、斜めに傾いている頭部・胴体へと流れます。
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