スポーツのイラストの描き方講座!バレーやサッカー野球まで
スポーツをしている人物を描く時、必ずと言っていいほど必要になるのがユニフォーム。
何となくわかっていても、細かい部分は曖昧に描いてしまっている方っていらっしゃいる方もいるかもしれません。
この講座では、野球やサッカー、バレーなどのスポーツのイラストの特徴や構造を解説していきます。
キャラクターのバリエーションを増やしましょう!
スポーツのユニフォームの描き方
サッカーのユニフォーム
サッカーのユニフォームは、シャツ、パンツ、ストッキングです。
まずはシャツから解説をします。
シャツは大抵丸首か浅いVネックのプルオーバーで、Vネックに小さな襟(えり)が付くものもあります。
ラグランスリーブものやシャツスリーブものなど、様々な種類があります。
同じチームで大抵長袖のものと半袖のものが両方あるようですが、袖のないノースリーブはユニフォームとして認められませんので注意をしましょう。
続いて、パンツです。
パンツに関しては、フィールドプレーヤーはハーフパンツで、ゴールキーパーのみロングパンツが認められています。
その他、ゴールキーパーにのみキャップの着用もが認められます。
パンツはかなりゆったりして、ひざ上くらいまでの長めのものが主流です。
シャツの裾は、パンツに入れた方が品が良いと言われるようですが、近年はシャツの裾を出していてもかまわないようです。
また、必ずしもシャツとパンツが同色である必要はありません。
ただし、黒のユニフォームは通常公的な試合では認められていないので、注意しましょう。
ユニフォームについている選手番号については、前面と背中、パンツに入れます。
背中は中央に入れますが、前面とパンツに入れる番号は判別しやすければ位置は決まっていないようです。
次にストッキングです。
ストッキングは、ストッキングの下にレガースというすね当てをつけるため、必ず最低ヒザ下まではあるハイソックスになっています。
上部は折り返しのものが多いですが、折り返しのないタイプもあります。
最後に、装飾品についてです。
試合中は、布やシリコンのヘアバンドなど以外、ほぼすべての装飾品が着用不可です。
以前は慣例的に認められていた結婚指輪や紐製のミサンガなども、近年では認められないようです。
また、チームキャプテンは、試合中はキャプテンマークという腕章を付けます。
ただしルール上必ず必要というわけではありません。
現在は黄色のものが多いようですが、色やデザインも色々あります。
ゴムバンドとマジックテープで腕につけます。つける腕は左右どちらでもかまいません。
描く時のコツとしては、サッカーをプレイしているポーズは、やっぱり足の動作がポイントになります。
ゆったりしたパンツを活かしてシワなどで動きを表現しましょう。
また、あまり身体にぴったり沿わないように描くとより動きを表現しやすくなるでしょう。
バスケットボールのユニフォーム
バスケットボールのユニフォームはシャツとパンツです。
まずはシャツについてです。
シャツは丸首や浅いVネックのプルオーバーで、必ずノースリーブです。
ランニングシャツタイプも認められます。通常、ボタンなどはありません。
トップスもボトムスも、ユニフォームからはみ出すインナーの着用は認められておりません。
また、シャツとパンツは必ずしも同じ色である必要はありません。
選手番号は、背中と身体前面に判別しやすいように入れる必要があります。
また、前面は必ずしも真ん中でなくてもかまいません。
選手番号は団体によっても規定が違うようですが、通常1~3は存在せず4番から始まります。
4はキャプテンのナンバーである場合が多いです。
続いてパンツです。
バスケットボールユニフォームのパンツは、ハーフパンツとしてはかなり長く、シルエットもかなりルーズです。
これは、運動着としての必然というよりはファッションとしてこういう傾向になっていったようです。
膝に届く長さのものが多いですが、最近になって膝を隠す長さは不可という規定ができたようです。
また、シャツとパンツは必ずしも同じ色である必要はありません。
次にソックスです。
ソックスは、色も長さも完全に自由です。チーム内でも特に揃える必要はありません。
次にシューズは、くるぶしまでくるハイカットのバスケットシューズです。
スニーカーなどよりゴツい印象のシューズです。
最後に、装飾品についてです。
試合中の装飾品の着用は一切認められません。
布製の手首のサポーターなどは、ユニフォームと同色か黒の場合のみ認められます。
描くポイントとしては、バスケットボールは、室内のあまり広くないコートの中で素早く動きまわる競技なので、プレイしている絵は、重心の傾きや体幹のねじりもかなり極端にすると臨場感が出るのではないかと思います。
服装は、ルーズなパンツのシルエットやシワを意識するとより動きがでるので積極的に描きましょう。
バレーのユニフォーム
バレーボールのユニフォームは、シャツとパンツです。
ソックスは、チームで色を揃える必要がありますが、長さはチーム内で違っていてもかまいません。
まずはシャツです。
シャツは丸首や浅いVネックのプルオーバーが多く、Vネックに小さい襟が付いているものもあります。
袖は長袖からノースリーブまでバリエーションが認められています。
袖がある場合は、やっぱり腕の動かしやすさからラグランスリーブが多いようですが、シャツスリーブのものもあります。
また、ユニフォームからはみ出るインナーは、それも込みでユニフォームとみなされ、その場合はチーム全員が同様の着方をする必要があります。
しかし、肘や膝のサポーターは個人の自由となります。
続いてパンツです。
パンツはわりと短めのハーフパンツで、シルエットもあまりルーズにはなりません。
シャツとパンツは、必ずしも同じ色である必要はありません。
また、選手番号については、選手番号の付け方はまったくの自由で決まりはありません。
背中の真ん中と、身体の前面に判別しやすいように数字を入れます。
前面の数字は必ずしも真ん中でなくてもかまいません。
ただ、キャプテンは、必ずキャプテンマークとして背番号にも前面番号にも数字の下に横棒を入れる必要があります。色は番号のデザインに準じます。
描くコツとしては、バレーボールのユニフォームは、あまりルーズなシルエットではないものが多いです。
シワ等はすっきり目に描くと、バレーボールの動作のしなやかな感じが出しやすいでしょう。
手を使う競技なので、手の形、指の表情などに気を使うとそれらしくなります。
サーブ、レシーブ、アタック、ブロックなど、それぞれ手の形がどれも美しいので観察をしてみてはいかがでしょうか。
野球のユニフォーム
野球のユニフォームは、シャツ、アンダーシャツ、パンツ、アンダーストッキング、オーバーストッキング、いわゆる野球帽と呼ばれるキャップです。
まずはシャツを解説します。シャツは、丸首で前開きのものが多いですが、ポロシャツ状に上部のみボタンで開閉できるかぶり式のものがあります。
また、この丸首に小さく衿が付いている形もあります。
袖は半袖で、腕を動かしやすいようにラグランスリーブのものが多いです。
アンダーシャツは、ハイネック、丸首、半袖、七分袖、長袖、ノースリーブなど形は色々なバリエーションがあり、チーム内でも色が揃っていれば形は問いません。
前開きのシャツの場合、ボタンは第一ボタンと第二ボタンの幅は、他のボタンとの幅より狭くなっています。
また、背番号は試合の時には背中に付けます。
野球の背番号は、プロでは自由に数字を選択しますが、高校野球ではポジションによって数字が決まっています。
高校野球では、1がピッチャー、2がキャッチャー、以下の数字もポジションごとに決まっています。9までがレギュラー選手、10以降が控え選手です。
また、字体は角ばったものが多いです。
続いてパンツです。
パンツにはベルトを通し、シャツの裾はパンツに入れます。
パンツのベルト通しは、正面の左右二箇所は細いものが二本ずつ並んでおり、両横は、それぞれ幅広のもの、後は真ん中に幅広のベルト通しが付けられます。
後ろ後のベルト通しの形は、ホームベース型のものと長方形のデザインものがあります。
パンツは、足首までの長さがあるものと、下の図のようにすねのストッキングが見えるように裾を内側に折り返して履くタイプがあります。
現在アメリカなどではロングタイプが主流のようですが、ストッキングを見せる形の方がいかにも野球のユニフォームという感じになるのではないかと思います。
最後にストッキングです。
ストッキングは、アンダーとオーバーの二枚重ねです。
アンダーストッキングは、高校野球では色は白です。下に履くハイソックスになります。
オーバーストッキングはその上に被せて履きます。つま先とかかとが抜けているハイソックスで、チームの指定したカラーのものを付けます。
つま先とかかとのヌケ方は色々なタイプが有り、アンダーストッキングがまったく見えない形になるものなど様々なタイプがありもあります。
描く時のポイントとしては、野球のユニフォームのパンツは、あまりゆったりはしていないので、かなり身体にぴったりした感じになります。
また、野球選手はヒップが横に大きくなり、後から見るとヒップが横長方体になるので、男性にしてはヒップを大きめに描くと野球選手らしくなります。
以上で「スポーツのイラストの描き方講座」は終了です。
動画講座では、さらに詳しい解説を行っていますので、記事よりも更に理解しやすくなっています。ぜひチェックしてみてくださいね!
イラレポ
投稿完了
スポーツをしている人物を描く時、必ずと言っていいほど必要になるのがユニフォーム。
何となくわかっていても、細かい部分は曖昧に描いてしまっている方っていらっしゃいる方もいるかもしれません。
この講座では、野球やサッカー、バレーなどのスポーツのイラストの特徴や構造を解説していきます。
キャラクターのバリエーションを増やしましょう!
スポーツのユニフォームの描き方
サッカーのユニフォーム
サッカーのユニフォームは、シャツ、パンツ、ストッキングです。
まずはシャツから解説をします。
シャツは大抵丸首か浅いVネックのプルオーバーで、Vネックに小さな襟(えり)が付くものもあります。
ラグランスリーブものやシャツスリーブものなど、様々な種類があります。
同じチームで大抵長袖のものと半袖のものが両方あるようですが、袖のないノースリーブはユニフォームとして認められませんので注意をしましょう。
続いて、パンツです。
パンツに関しては、フィールドプレーヤーはハーフパンツで、ゴールキーパーのみロングパンツが認められています。
その他、ゴールキーパーにのみキャップの着用もが認められます。
パンツはかなりゆったりして、ひざ上くらいまでの長めのものが主流です。
シャツの裾は、パンツに入れた方が品が良いと言われるようですが、近年はシャツの裾を出していてもかまわないようです。
また、必ずしもシャツとパンツが同色である必要はありません。
ただし、黒のユニフォームは通常公的な試合では認められていないので、注意しましょう。
ユニフォームについている選手番号については、前面と背中、パンツに入れます。
背中は中央に入れますが、前面とパンツに入れる番号は判別しやすければ位置は決まっていないようです。
次にストッキングです。
ストッキングは、ストッキングの下にレガースというすね当てをつけるため、必ず最低ヒザ下まではあるハイソックスになっています。
上部は折り返しのものが多いですが、折り返しのないタイプもあります。
最後に、装飾品についてです。
試合中は、布やシリコンのヘアバンドなど以外、ほぼすべての装飾品が着用不可です。
以前は慣例的に認められていた結婚指輪や紐製のミサンガなども、近年では認められないようです。
また、チームキャプテンは、試合中はキャプテンマークという腕章を付けます。
ただしルール上必ず必要というわけではありません。
現在は黄色のものが多いようですが、色やデザインも色々あります。
ゴムバンドとマジックテープで腕につけます。つける腕は左右どちらでもかまいません。
描く時のコツとしては、サッカーをプレイしているポーズは、やっぱり足の動作がポイントになります。
ゆったりしたパンツを活かしてシワなどで動きを表現しましょう。
また、あまり身体にぴったり沿わないように描くとより動きを表現しやすくなるでしょう。
バスケットボールのユニフォーム
バスケットボールのユニフォームはシャツとパンツです。
まずはシャツについてです。
シャツは丸首や浅いVネックのプルオーバーで、必ずノースリーブです。
ランニングシャツタイプも認められます。通常、ボタンなどはありません。
トップスもボトムスも、ユニフォームからはみ出すインナーの着用は認められておりません。
また、シャツとパンツは必ずしも同じ色である必要はありません。
選手番号は、背中と身体前面に判別しやすいように入れる必要があります。
また、前面は必ずしも真ん中でなくてもかまいません。
選手番号は団体によっても規定が違うようですが、通常1~3は存在せず4番から始まります。
4はキャプテンのナンバーである場合が多いです。
続いてパンツです。
バスケットボールユニフォームのパンツは、ハーフパンツとしてはかなり長く、シルエットもかなりルーズです。
これは、運動着としての必然というよりはファッションとしてこういう傾向になっていったようです。
膝に届く長さのものが多いですが、最近になって膝を隠す長さは不可という規定ができたようです。
また、シャツとパンツは必ずしも同じ色である必要はありません。
次にソックスです。
ソックスは、色も長さも完全に自由です。チーム内でも特に揃える必要はありません。
次にシューズは、くるぶしまでくるハイカットのバスケットシューズです。
スニーカーなどよりゴツい印象のシューズです。
最後に、装飾品についてです。
試合中の装飾品の着用は一切認められません。
布製の手首のサポーターなどは、ユニフォームと同色か黒の場合のみ認められます。
描くポイントとしては、バスケットボールは、室内のあまり広くないコートの中で素早く動きまわる競技なので、プレイしている絵は、重心の傾きや体幹のねじりもかなり極端にすると臨場感が出るのではないかと思います。
服装は、ルーズなパンツのシルエットやシワを意識するとより動きがでるので積極的に描きましょう。
バレーのユニフォーム
バレーボールのユニフォームは、シャツとパンツです。
ソックスは、チームで色を揃える必要がありますが、長さはチーム内で違っていてもかまいません。
まずはシャツです。
シャツは丸首や浅いVネックのプルオーバーが多く、Vネックに小さい襟が付いているものもあります。
袖は長袖からノースリーブまでバリエーションが認められています。
袖がある場合は、やっぱり腕の動かしやすさからラグランスリーブが多いようですが、シャツスリーブのものもあります。
また、ユニフォームからはみ出るインナーは、それも込みでユニフォームとみなされ、その場合はチーム全員が同様の着方をする必要があります。
しかし、肘や膝のサポーターは個人の自由となります。
続いてパンツです。
パンツはわりと短めのハーフパンツで、シルエットもあまりルーズにはなりません。
シャツとパンツは、必ずしも同じ色である必要はありません。
また、選手番号については、選手番号の付け方はまったくの自由で決まりはありません。
背中の真ん中と、身体の前面に判別しやすいように数字を入れます。
前面の数字は必ずしも真ん中でなくてもかまいません。
ただ、キャプテンは、必ずキャプテンマークとして背番号にも前面番号にも数字の下に横棒を入れる必要があります。色は番号のデザインに準じます。
描くコツとしては、バレーボールのユニフォームは、あまりルーズなシルエットではないものが多いです。
シワ等はすっきり目に描くと、バレーボールの動作のしなやかな感じが出しやすいでしょう。
手を使う競技なので、手の形、指の表情などに気を使うとそれらしくなります。
サーブ、レシーブ、アタック、ブロックなど、それぞれ手の形がどれも美しいので観察をしてみてはいかがでしょうか。
野球のユニフォーム
野球のユニフォームは、シャツ、アンダーシャツ、パンツ、アンダーストッキング、オーバーストッキング、いわゆる野球帽と呼ばれるキャップです。
まずはシャツを解説します。シャツは、丸首で前開きのものが多いですが、ポロシャツ状に上部のみボタンで開閉できるかぶり式のものがあります。
また、この丸首に小さく衿が付いている形もあります。
袖は半袖で、腕を動かしやすいようにラグランスリーブのものが多いです。
アンダーシャツは、ハイネック、丸首、半袖、七分袖、長袖、ノースリーブなど形は色々なバリエーションがあり、チーム内でも色が揃っていれば形は問いません。
前開きのシャツの場合、ボタンは第一ボタンと第二ボタンの幅は、他のボタンとの幅より狭くなっています。
また、背番号は試合の時には背中に付けます。
野球の背番号は、プロでは自由に数字を選択しますが、高校野球ではポジションによって数字が決まっています。
高校野球では、1がピッチャー、2がキャッチャー、以下の数字もポジションごとに決まっています。9までがレギュラー選手、10以降が控え選手です。
また、字体は角ばったものが多いです。
続いてパンツです。
パンツにはベルトを通し、シャツの裾はパンツに入れます。
パンツのベルト通しは、正面の左右二箇所は細いものが二本ずつ並んでおり、両横は、それぞれ幅広のもの、後は真ん中に幅広のベルト通しが付けられます。
後ろ後のベルト通しの形は、ホームベース型のものと長方形のデザインものがあります。
パンツは、足首までの長さがあるものと、下の図のようにすねのストッキングが見えるように裾を内側に折り返して履くタイプがあります。
現在アメリカなどではロングタイプが主流のようですが、ストッキングを見せる形の方がいかにも野球のユニフォームという感じになるのではないかと思います。
最後にストッキングです。
ストッキングは、アンダーとオーバーの二枚重ねです。
アンダーストッキングは、高校野球では色は白です。下に履くハイソックスになります。
オーバーストッキングはその上に被せて履きます。つま先とかかとが抜けているハイソックスで、チームの指定したカラーのものを付けます。
つま先とかかとのヌケ方は色々なタイプが有り、アンダーストッキングがまったく見えない形になるものなど様々なタイプがありもあります。
描く時のポイントとしては、野球のユニフォームのパンツは、あまりゆったりはしていないので、かなり身体にぴったりした感じになります。
また、野球選手はヒップが横に大きくなり、後から見るとヒップが横長方体になるので、男性にしてはヒップを大きめに描くと野球選手らしくなります。
以上で「スポーツのイラストの描き方講座」は終了です。
動画講座では、さらに詳しい解説を行っていますので、記事よりも更に理解しやすくなっています。ぜひチェックしてみてくださいね!
摩耶薫子
摩耶薫子と申します。「名称未設定」というサークル名とサイトで、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、ComicStudio(コミスタ)等のノウハウの公開や素材の配布などをしています。
イラレポ
投稿完了
摩耶薫子
摩耶薫子と申します。「名称未設定」というサークル名とサイトで、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、ComicStudio(コミスタ)等のノウハウの公開や素材の配布などをしています。