実例で学ぶ!目の塗り方講座。キラキラ透明感のコツ
イラストの印象を左右する目の塗り方を実例から学ぶ口座です。キラキラした透明感のある目を描くためのコツを紹介していきます。
塗り方の前に目の描き方とは
さっそく塗り方をみていきたいとところですが、最初に簡単に目の描き方について紹介します。
もし「塗り」の部分で詰まった時はこの記事を見てみて下さい。デジタル・アナログ問わず使える目の形について解説しています。
透明感のある綺麗な目のコツ
最初の目の講座はもにかにこさんによって描かれたハッカードル2号の目の塗り方です。ハイライトが美しい瞳の描き方をこのパートで学んでいきましょう!
下塗りと影の塗り
事前にバケツツールを使って瞳を大まかに塗り分けた状態からスタートします。今回は瞳にピンク色を使って塗っていきます。
塗り分けた状態の目に影を塗っていきます。
下塗りレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、乗算モードにします。クリッピングをした後に、このレイヤーに影を塗っていきます。
瞳の上からグラデーションになるように影色を着色します。筆ブラシで、上から暗めの青紫色、明るい水色を塗りました。
美しい目の描き方:描き込み
先ほどのレイヤーの上に、新規の通常レイヤーを作成しクリッピングします。濃い青紫色で黒目を塗ります。
続いて瞳の下半分を塗っていきます。
黒目のレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、スクリーンモードを選択します。こちらもクリッピングをします。
明るい黄緑色を選択し、筆ブラシで瞳の下半分を塗りました。
瞳の色と馴染ませるために、レイヤーの不透明度を76%にします。
さらにその上に新規の通常レイヤーを作成し、明るい水色で描き込みを加えました。
最後に、新規レイヤーを作成し陰影モードを選択します。明るい水色を使って瞳の上半分を塗りました。
ここで一旦多くなったレイヤーを統合して一つにまとめていきます。
綺麗な目に仕上げる
先ほど一つに統合した目のレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、モードはオーバーレイを選択します。
瞳にピンク色を塗って瞳に深みをもたせるために、筆ブラシで塗っていきます。
同じレイヤーにパステル系の黄色でハイライトを描いていきます。
今回はハイライトを星の形に描きました。
ハイライトがさらに目立つために、通常レイヤーを作成し、パステルっぽい黄色で星型のハイライトをなぞります。
最後に白色の筆ブラシで楕円のハイライトを描き光を美しく取り入れた瞳のイラストは完成です。
次の章ではキラキラした目の塗り方を解説していきますが、透明感とキラキラ感のある目のメイキングを別の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キラキラした目のポイント
続いて、きりがやゆくるさんの「グラデーションを使って目を塗っていく方法」について解説していきます。
下塗りと影の塗り方
今回も事前にバケツツールを使って瞳を大まかに塗り分けたところからスタートします。
下塗りレイヤーの上に新しく乗算レイヤーをつくり、影をつけていきます。ブラシは不透明度100%のブラシを使います。影色には橙色を使用しました。
最後に、目の影レイヤーを複製しグラデーションをかけ、影色を調節しました。
今回はオレンジのグラデーションをまた上にかけ色の調節をしました。
瞳のグラデーション
続いて瞳にグラデーションをかけていきます。
今回は金色の目にするので黄色とオレンジのグラデーションをかけます。瞳の上から下にかけてグラデーションをかけます。
続いて瞳孔を描いていきます。同様に、瞳のレイヤーの上に乗算レイヤーをつくり、瞳孔を描きます。
ブラシは不透明度100%のブラシを使います。瞳孔の色は、影色のオレンジと瞳の黄色の中間あたりのオレンジの色で塗りました。
今回は可愛らしい感じにしたかったので、瞳孔の形はハートマークにしています。
また上から乗算レイヤーをつくり、瞳の上部分を塗っていきます。
上部分は濃い色で塗りつぶし、後から瞳の上部分を硬さ0%のエアブラシ消しゴムで消していきます。
最後に覆い焼きレイヤーでハイライトを塗っていきます。ブラシは不透明度100%のブラシを使います。クリーム系の色でハイライトを入れていきます。
瞳の下部分に大きく1つ、他に小さな点を複数、ハイライトをいれました。
また、目の瞳孔のなかにさらにハートマークのハイライトを入れました。これで完成です。
目のハイライトはキャラクターの個性を演出できます、星や花のマークのハイライトを入れても良いでしょう。
キャラクターにあったハイライトを入れましょう。
透明感のあるキラキラした目は、少し違うパターンをこの講座でも解説しています。この講座では目を使ったキャラクターの性格付けについても触れているのでぜひ参考にしてみてください。
厚塗りの目の塗り方
最後は、ささもとろこさんによる深みのある瞳の塗り方について解説していきます。
下塗りと影の塗り方
まず、バケツツールを使って瞳を大まかに塗り分けました。
今回は瞳に黄緑色を使っています。
瞳の上の部分から順に、少し色相が青よりの暗い緑、ベースの緑、少し色相が黄色よりの明るい緑のグラデーションになるように着色していきます。
筆ブラシで、青よりの暗い緑、ベースの緑、少し色相が黄色塗ったあと、ぼかしを使って色の境界線を馴染ませます。
その後、徐々にまつげの際や、瞳のふちなどを暗くしていき、目の中央に瞳を描きます。
まつげの際には濃い茶色で塗り、ぼかしで馴染ませます。筆ブラシでどんどん描いていきます。
これで、だいたい目のベースができてきました。
さらに塗っていき深みを出す
次に新規オーバーレイレイヤーを作成し、目のベースレイヤーでクリッピングします。
こうすることで、目から着色がはみ出なくなります。
オーバーレイレイヤーで黄色系やオレンジ系などの色を重ね、深みを出していきます。
瞳の黄色部分にオレンジ色をのせ、緑の部分には水色をのせました。色をのせたあと境界線をぼかして馴染ませます。
瞳にハイライトを入れて仕上げる
発光レイヤーを作成し、目にハイライトをいれていきます。
いきなり白いハイライトをいれるのではなく、少し色をいれてから徐々に明るくしていきます。
今回は初めに明るめの黄緑を入れ境界線をぼかしました。
続いて上から明るめの黄色をのせ、また境界線をぼかしてハイライトを入れました。
最後に、同じ発行レイヤーにまつげのハイライトも軽くいれます。
これで完成です。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介したイラストは、
イラレポ
投稿完了
イラストの印象を左右する目の塗り方を実例から学ぶ口座です。キラキラした透明感のある目を描くためのコツを紹介していきます。
塗り方の前に目の描き方とは
さっそく塗り方をみていきたいとところですが、最初に簡単に目の描き方について紹介します。
もし「塗り」の部分で詰まった時はこの記事を見てみて下さい。デジタル・アナログ問わず使える目の形について解説しています。
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最初の目の講座はもにかにこさんによって描かれたハッカードル2号の目の塗り方です。ハイライトが美しい瞳の描き方をこのパートで学んでいきましょう!
下塗りと影の塗り
事前にバケツツールを使って瞳を大まかに塗り分けた状態からスタートします。今回は瞳にピンク色を使って塗っていきます。
塗り分けた状態の目に影を塗っていきます。
下塗りレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、乗算モードにします。クリッピングをした後に、このレイヤーに影を塗っていきます。
瞳の上からグラデーションになるように影色を着色します。筆ブラシで、上から暗めの青紫色、明るい水色を塗りました。
美しい目の描き方:描き込み
先ほどのレイヤーの上に、新規の通常レイヤーを作成しクリッピングします。濃い青紫色で黒目を塗ります。
続いて瞳の下半分を塗っていきます。
黒目のレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、スクリーンモードを選択します。こちらもクリッピングをします。
明るい黄緑色を選択し、筆ブラシで瞳の下半分を塗りました。
瞳の色と馴染ませるために、レイヤーの不透明度を76%にします。
さらにその上に新規の通常レイヤーを作成し、明るい水色で描き込みを加えました。
最後に、新規レイヤーを作成し陰影モードを選択します。明るい水色を使って瞳の上半分を塗りました。
ここで一旦多くなったレイヤーを統合して一つにまとめていきます。
綺麗な目に仕上げる
先ほど一つに統合した目のレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、モードはオーバーレイを選択します。
瞳にピンク色を塗って瞳に深みをもたせるために、筆ブラシで塗っていきます。
同じレイヤーにパステル系の黄色でハイライトを描いていきます。
今回はハイライトを星の形に描きました。
ハイライトがさらに目立つために、通常レイヤーを作成し、パステルっぽい黄色で星型のハイライトをなぞります。
最後に白色の筆ブラシで楕円のハイライトを描き光を美しく取り入れた瞳のイラストは完成です。
次の章ではキラキラした目の塗り方を解説していきますが、透明感とキラキラ感のある目のメイキングを別の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キラキラした目のポイント
続いて、きりがやゆくるさんの「グラデーションを使って目を塗っていく方法」について解説していきます。
下塗りと影の塗り方
今回も事前にバケツツールを使って瞳を大まかに塗り分けたところからスタートします。
下塗りレイヤーの上に新しく乗算レイヤーをつくり、影をつけていきます。ブラシは不透明度100%のブラシを使います。影色には橙色を使用しました。
最後に、目の影レイヤーを複製しグラデーションをかけ、影色を調節しました。
今回はオレンジのグラデーションをまた上にかけ色の調節をしました。
瞳のグラデーション
続いて瞳にグラデーションをかけていきます。
今回は金色の目にするので黄色とオレンジのグラデーションをかけます。瞳の上から下にかけてグラデーションをかけます。
続いて瞳孔を描いていきます。同様に、瞳のレイヤーの上に乗算レイヤーをつくり、瞳孔を描きます。
ブラシは不透明度100%のブラシを使います。瞳孔の色は、影色のオレンジと瞳の黄色の中間あたりのオレンジの色で塗りました。
今回は可愛らしい感じにしたかったので、瞳孔の形はハートマークにしています。
また上から乗算レイヤーをつくり、瞳の上部分を塗っていきます。
上部分は濃い色で塗りつぶし、後から瞳の上部分を硬さ0%のエアブラシ消しゴムで消していきます。
最後に覆い焼きレイヤーでハイライトを塗っていきます。ブラシは不透明度100%のブラシを使います。クリーム系の色でハイライトを入れていきます。
瞳の下部分に大きく1つ、他に小さな点を複数、ハイライトをいれました。
また、目の瞳孔のなかにさらにハートマークのハイライトを入れました。これで完成です。
目のハイライトはキャラクターの個性を演出できます、星や花のマークのハイライトを入れても良いでしょう。
キャラクターにあったハイライトを入れましょう。
透明感のあるキラキラした目は、少し違うパターンをこの講座でも解説しています。この講座では目を使ったキャラクターの性格付けについても触れているのでぜひ参考にしてみてください。
厚塗りの目の塗り方
最後は、ささもとろこさんによる深みのある瞳の塗り方について解説していきます。
下塗りと影の塗り方
まず、バケツツールを使って瞳を大まかに塗り分けました。
今回は瞳に黄緑色を使っています。
瞳の上の部分から順に、少し色相が青よりの暗い緑、ベースの緑、少し色相が黄色よりの明るい緑のグラデーションになるように着色していきます。
筆ブラシで、青よりの暗い緑、ベースの緑、少し色相が黄色塗ったあと、ぼかしを使って色の境界線を馴染ませます。
その後、徐々にまつげの際や、瞳のふちなどを暗くしていき、目の中央に瞳を描きます。
まつげの際には濃い茶色で塗り、ぼかしで馴染ませます。筆ブラシでどんどん描いていきます。
これで、だいたい目のベースができてきました。
さらに塗っていき深みを出す
次に新規オーバーレイレイヤーを作成し、目のベースレイヤーでクリッピングします。
こうすることで、目から着色がはみ出なくなります。
オーバーレイレイヤーで黄色系やオレンジ系などの色を重ね、深みを出していきます。
瞳の黄色部分にオレンジ色をのせ、緑の部分には水色をのせました。色をのせたあと境界線をぼかして馴染ませます。
瞳にハイライトを入れて仕上げる
発光レイヤーを作成し、目にハイライトをいれていきます。
いきなり白いハイライトをいれるのではなく、少し色をいれてから徐々に明るくしていきます。
今回は初めに明るめの黄緑を入れ境界線をぼかしました。
続いて上から明るめの黄色をのせ、また境界線をぼかしてハイライトを入れました。
最後に、同じ発行レイヤーにまつげのハイライトも軽くいれます。
これで完成です。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介したイラストは、
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詳細はコチラ!この講座の制作環境
第1部 by もにかにこ
OS:windows
ソフト:SAI、Photoshop
第2部 by きりがやゆくる
ソフト:photoshop
第3部 by ささもとろこ
OS:Mac
ソフト:SAI、Photoshop